プラクルアン道におきましては。
まず最初の一歩が非常に大事でして、
ここで躓いたり、間違えて脇道獣道魔道に入ったりしますと、
もう、ずーーーっと、その道を進む破目に陥ります。
大変危険。
私が先生方に言われたのは、
高くても状態の良い綺麗な本物を、
まずは手に入れなさい。
そして、それを何度も何度も見ないといけない。
と、こう口々に言われました。
プラクルアン世界が、
生き馬の目を抜くような恐ろしい世界である事は、
周りから散々言われておりましたし、
また生来どっちかと言いますと懐疑・猜疑の心が強い方ですので、
そんな事言ってあなた方俺に高価なプラクルアンを
がつがつと売りつけようと思ってるんではないのか。
と今考えますと結構失礼な事を考えておりました。
ごめんなさい。
人間の目、脳は、やはり精巧に作られているようで、
頻繁に見る物を無意識でも記憶してしまっているようで、
最初に残念なプラクルアンを掴み、
それを何度も見ていると、
偽物の特徴を本物として記憶してしまい、
以降偽物ばかりを掴んでしまうという、
無間地獄に陥ってしまいます。
翻って良い物を何度も何度も頻繁に見る事で、
特徴を記憶する事ができます。
ただ、特徴を無意識でとらえる事ができるようになっても、
意識で邪な心が、例えば、
おお!このプラを安く仕入れたら転売して大金ゲット。
売り手は阿呆だから気付いていないぞ。しめしめ。
ここは一つ買叩いてやろう。うーやーたー。
とか意識してしまうと、目が濁り偽物を掴んでしまうという、
世にも恐ろしい禍事が待ち構えています。
プラクルアンに興味を持ち始めた当初は、
気が逸り、とにもかくにもプラクルアンを入手したい!
という気持ちになり、売り手の言う事を信じ、
ついつい入手してしまいがちですが、
知らない物にはすぐに手を出さない。
というのを念頭に置き、
冷静に、明鏡止水の心持で事にあたって戴きたい、
と私は思っている今。
メルカリで見つけたプラクルアン。
ワット・マグナムという名前で売られていったようです…。
マグナムて…。
こちらは、完全無欠の偽物です。合掌…。
こちら私の、ワット・パクナム ロイ・ピー(100年)記念のプラ。
ピム違いですが、同じお寺の発行で完全に本物です。
記念すべき一発目に掴んだ糞いゲー(偽物)。
こちらが発奮材料となり、お勉強をスタート。