備忘 | タイのお守り プラクルアンに関するネタ 「プラ・ネタ」

タイのお守り プラクルアンに関するネタ 「プラ・ネタ」

タイのお守り「プラクルアン」について書いています。

自分の部下連中は。
自分と外出する機会がありますと、
やれ、アイツ(他の部下)はダメです。
とか、あの野郎は糞です。
と告げ口に忙しいのですが、
一通りの告げ口が終わりますと、
ところで・・・、
と徐にプラクルアンを取り出し、
「いや、わからないんで、ちょっと見て(鑑定)下さい」
と、まあ、こういう流れになって面倒臭い。

如何な部下とはいえ、
そのプラクルアンがゲェー(偽物)であった場合、
はい、これは糞です。
というのはいいにくい物でして、
まあ、ねえ、んー、まあ、えー。
みたいにはぐらかして気を遣って疲れる。
ああ。

先日。
部下のP君が上記の流れで他人の文句を
たっぷり自分に述べた後、
見てくれと取り出したのは、
ワット・チャンハイ寺発行、
アジャン(先生)ティム、プークセッ(祈祷)の、
小さなリヤン(コイン型)のプラクルアン。
通称「メッ・タン(スイカの種)」。
ルーペで見るまでも無く、残念な物。

P。これいくら?
って聞きますと、市場取引価格の5分の1以下。
本物が、んな安い訳ないでしょー。
と言いますと、
いやいやいや。
これはどこかの放蕩息子が、
サッカー賭博の負けを返す為に、
父親のを盗んで売り飛ばした物で、うんぬん。

プラクルアンの世界では、
「プラクルアン鑑定は目を使え。耳は使うな」
と言われており、すなわち、
人がどんな営業トークを駆使しようと、
それには耳を傾けず、己の目で見て鑑定しましょう。
の意味であります。
人間は邪な心が働きますので、
やっほう、こんな廉価で手に入れば、
右から左に転売で儲けがでるぜ!
ぐらい考えるのですが、
騙す方が一枚も二枚も上手でもあるのですが、
こういう邪な心でプラクルアンを入手する限り、
偽物は無くなりません。
だって買う阿呆がいるから。ああ。

人の振り見て我が振りなおせ。
この教訓を改めて胸に刻んだ私でした。

PS:
後日。Pに「あのメッ・タン」どうした?と聞いたところパカン(保険)無しで買ったので、家においてあります、との事。
ちなみに、同日同時刻に同じ場所で同じ物を買ったTは、私の言葉をPから伝え聞いた瞬間、その偽物をぶん投げたそうです・・・。気持ちはわかるが・・・。