先日書店で「捨てる脳」という本を買ってきました。特に片付けの本を探していたわけではないのですが、子供の物が捨てられないと悩んでいる所だったのと、脳の話が好きなので興味が沸きました。




以前も書いたのですが私の母はキレイ好きで何でも捨てる人で、引っ越しが多かったのもありますが、子供の作文、作品、思い出のおもちゃ、服、手紙類などをすべて捨て、子供達の高校生までを思い出すものはわずかな写真しか残っていません。作品などを写真に撮っておくなども無く、本当に何も無いのです。かと言って別に冷たいわけでもないのが不思議なのですが…





その反動か情に厚いのか(笑)、私は子供の物を全く捨てられません。産まれる時に買った沐浴ガーゼ、哺乳瓶、産着、ガラガラなどのおもちゃから始まり、子供達の服、作品、ちょっとした紙への落書き、工作、テスト用紙、テストの成績表、学校のノートなどすべて取ってあります。





テストなどは少しは捨てようと思っても、ふと用紙に目を落とし、「私の知らない所で頑張ってたんだな…。マルいっぱい付いてる……。」など思い始めると、「……やっぱり取っておこう。老後の楽しみになるし。」と元の場所にそっと戻してしまいます。





小さくなった服も、「こんな小さかったんだ。そういえばあの場所にお出かけした時に着てたな…。」と思うと、「これがあればいつでも小さい頃の子供を抱きしめられるな。老後の楽しみになるし。」と収納に戻してしまい、小さな紙切れの落書きも、「子供の絵は味があっていいな。老後の……」と捨てずに取っておいてしまいます。





一度思い切ったつもりで小さすぎる紙切れは捨ててみても、ゴミ袋から子供の可愛い絵がすけて見えていると収集場所に持っていく直前に取り出してしまうこともあります。





あまりそこまでの話は聞いた事がなく、お気に入りの作品や今の服やおもちゃを残して子供のものはどんどん捨てるという話をよく聞くので、私がやっぱりおかしいのかと片付けの本を買ってきてよく読んでいました。






それらの片付け本には子供の物が捨てられないというような悩みの対策が書かれていることはほとんどなく、あったとしても「子供の作品は一定期間飾ったら捨てる」「工作は写真に撮ってから捨てる」「サイズアウトした子供服は捨てる」「使わなくなったおもちゃは子供に聞いて捨てる」「物が無くても思い出は無くならない」などの言葉がちょっとのページをさいて書いてあるだけで、私にとっては「そういう事じゃない」という内容で何の解決にもなりませんでした。





たぶん片付け本を出版するまでになる人は、きっと私の母のように子供の思い出の品を捨てることにそんなにハードルの高さを感じていない人なのだと思うようになりました。





それで片付け関係の本はあまり買わなくなったのですが、書店でタイトルの「捨てる脳」が目に入り、よく見ると著者が脳の専門の医師だったので、普通の片付け本とは違うかも知れないと手に取りました。





店頭で目次から「子供の工作や本を捨てられない」の内容を見たら、「思い出の物をとっておくのは将来の認知症予防になる。過去の思い出を振り返ったり記憶を思い出そうとすることが認知機能を活性化させる。」とあり、認知症の方へのリハビリの一つに昔の物を見たり触れたりしながら思い出を語り合う療法があると書いてありました。






また、「捨てたら思い出が無くなると感じて写真などを溜め込んでいる」という悩みのページには、「対策 無理に捨てなくてOK」と書いてあり、無理に捨てるということはむしろやらない方がいいとされていました。





「物が無くても思い出は無くならない」とよく言われますが、物を見て記憶を呼び覚ますことが記憶系脳番地を刺激するので、捨てたものは見ることも触ることもできないためその物に関する記憶も失われると書かれています。年齢とともに脳内だけで記憶しておくのは難しくなり、物が記憶をよみがえらせる道具になるそうです。






「無理に捨てなくてもいい」「捨てない事にもメリットがある」と言われ、ずっと感じていた劣等感や罪悪感のようなものがスッと軽くなり、そのままでいいんだ…と許されたような気持ちになりました。






思い返せば2、3歳の物心がついた頃からお母さんになることにずっと憧れており、子供を育てることを夢見て生きてきました。保育園でもらった4歳のお誕生日記念の絵本には、将来の夢に「お母さん」と書かれていて、その本を書くために先生に将来の夢を聞かれた時の事をよく覚えています。






将来の夢を聞かれて「お母さん」と言うと、周りにいた男の子達に「お母さんはお仕事じゃない」と指摘され笑われたのですが、帰ってから「将来の夢をお母さんと言ってしまった」と母に相談したら「別に間違ってないよ」と言われ安堵しました。






産婦人科で自分の定期検診を受ける時は、ガラス越しに生まれたばかりの赤ちゃんを見に行って、うっとりしたような気持ちで赤ちゃんを眺めていました(当時はコロナもなく、ガラス越しに他の赤ちゃんを見る事ができました)。ずっと将来赤ちゃんに会えることを夢見て生きてきたので、子供の物が捨てられないのは仕方がない事なのかも知れないなと感じました。






人にはそれぞれ趣味や仕事や人生で大切にしているものがあり、それが私は「子供」だった。人がプラモデルや服や仕事の成果や、漫画やゲームなどをコレクションして捨てないのと同じように、私も子供の物を捨てなくていいのではないかと思い至りました。






捨てられるものはスッキリと捨て、子供のものは心が苦しくなるなら別に捨てなくてもいい…と思うと気が楽になりました。自分の基準がはっきりしたので片付けもはかどりそうです✨












2019年8月

算数オリンピックの表彰式で東京へ

(小6、小4、年長、年中)


算数オリンピックの表彰式のために東京に行きました。全国統一小学生テストの決勝やアイビーリーグ視察団などで東京に呼ばれた時はホテルも取ってもらえていて何もしなくて良かったのですが、算数オリンピックの表彰式は全部自分で手配しなければならず、それまで私一人で子供達を泊まりがけの旅行に連れて行った事が無かったので大変でした。


ネットとにらめっこして何とか5人全員で同じ部屋に泊まれてお手頃なホテルを確保し、早起きして子供達を新幹線に乗せ東京へ出発







表彰式のあと、算数オリンピックのご褒美の夕食はロイヤルホストで(笑)。子供達にはご馳走です。


全国統一小学生テストの決勝で以前東京に行った時、泊まったホテルの近くのロイヤルホストで夕食をとったのですが、普段ファミレスなど行っていなかったため子供達はとても気に入り、また東京に行ったらロイヤルホスト行きたい!と。


叶って良かったね!







おいしいね








ご馳走嬉しいね










ホテルに泊まった次の日は初めて東京スカイツリーにのぼりました。


数年前の決勝の時にも来たのですが、その時は予約がいることを知らず、長時間並ぶことも難しかったため、外からスカイツリーを眺め、スカイツリータウンのピコ太郎のPPAP大判焼きを食べただけで終わりました。


普段テレビを見てなかった子供達は誰だかよく分からない初見のおじさんのパネルの横で写真を撮り、なぜ大判焼きにパイナップルが入っているのか分からないまま食べていました。


前回は登れなかったから今回はスカイツリー登ろうねと約束していました。








高いね

びっくりするね


スカイツリーに登った記念に、私と子供達の名前を入れたメダルキーホルダーを作りました🏅








スカイツリータウンの中華屋さんでお昼ご飯

こういうのも初めてだね








長男も喜んでる








おのぼりさん達が大都会に来ましたよ〜

「これが都会かあ…」



前回東京のどこか?でサザエさんのメモ帳を買ったのが可愛くて、また欲しかったのでショップのあるフジテレビに行きました。








何かイベントみたいなのしていました

すごく暑かった思い出です













サザエさんショップで(私の)念願のサザエさんのメモ帳を買いました。幼稚園の先生へのお手紙を、マスオさんとノリスケさんがお酒を飲んでいるメモ帳で書くと喜ばれていました。








大阪へ帰ります。


夕食にそれぞれ食べたい駅弁を選んで新幹線に乗り込みました。








長男は大好きな憧れのクイズプレイヤーにもお会いする事ができてとても喜んでいました。

思い出深い旅になりました。








算数オリンピックのトロフィーと金メダル

宝物になりました






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