いつの日か、としゆきさんにお話を聞きたい。
「象さんのポット」という漫才師がいたことは、かなり前から知っていました。「おぎやはぎ」のお二人の漫才を批評する人たちが、こぞって「象さん」の名前を挙げていました。
▼「お笑いスター誕生」で一躍脚光をあびた二人ですが、見るからに独自の路線を突き進むという雰囲気ですので、あまりバラエティー番組には出演されなかったのでしょうか。イッセー尾形さんや「ズビーム」さんらの路線でライブに活動を見出す方法もあったように感じますが。かなり晩年の姿です。
この映像を見ると、桑野信義さんやモト冬樹さんらが手を叩いて笑っておられるので、演者の方々には評判はよかったのかなと思います。ただ、ダンカン氏のお言葉を借りると、「才能がなきゃダメだし、才能だけでもダメだ」ということなんでしょうか。コンビは解散し、今では左側に立っていた、としゆきさんだけが映像作家として活動されているようです。
以前に、プロインタビュアーの吉田豪さんが、『プロインタビュアー吉田豪の◯◯な人々』(関西テレビ / 2010年)という番組で、何十年かぶりの、としゆきさんを拝見しました。もう語り口は当時と変わらず(やや大人びたような印象はありました)、不気味と形容したくなるような内容を語っていました。
▼2008年頃に、ラリー遠田さんがインタビューをされていました。
https://www.cyzo.com/2008/11/post_1214_entry.html
吉田豪さんが話を聞いてから15年ほどが経過しています。年齢も60歳を超えられていると思うので、当時のことをしっかりと振り返っていただきつつ、「象さんのポット伝説」をお聞きしたいと思っています。どこかの媒体で載せてくれませんかね。
松岡正剛の本物みたいなひと。
ほとんど読んだことはないのですが、むかし朝日出版社から「週刊本」というシリーズが出ていました。週刊誌のようなスピードで、書籍を刊行していくことをコンセプトにしていた企画で、今の新書のようなものだったのかなと想像しています。
この企画で、一時代を駆け抜けたのが、表の顔の顔がアイドルライター、裏の顔が思想家と宮台真司さんに評された中森明夫さんです。
野々村史宏、田口賢司との放談をおさめた「卒業 Kyon2に向かって」という企画によって、〝新人類三人組〟として80年代半ばから活躍するようになります。この書籍を読んだ評論家の宮崎哲弥さんは「日本にも、ついにポストモダンがきた」という趣旨の発言もしていました。
このことを思い出したのは、下記のnoteを読んだからでした。当時、ドキュメンタリー番組、おそらく「情熱大陸」だったと思うのですが、それで松岡正剛さんが手掛けた松丸本舗を見て、「さすが、知の巨人は違うな」と思ったことがあります。
▼「松丸本舗」というのは、丸善丸の内本店内にあった松岡正剛プロデュースの書店です。記事を読んでも実態を掴めませんが、例えば、「素顔が見えない」というジャンルがあれば、小倉優子とデーモン閣下と三島由紀夫の「仮面の告白」が並んでいるようなお店でした。2009年〜2012年ですから、3年程度で閉店してしまったのですね。残念です。
このnoteでは、当時、松丸本舗ができるまでを眺めていた草彅主税さんが、当時を振り返ったものです。現場で本を売り、書店づくりをしている人ですから、ここに書かれている感想はそうなんだろうと思います。
中森明夫さんを思い出したのは、「週刊本」のことを振り返ったときに、こんなことを発言されていたからです。
(──担当編集者の中野幹隆さんはどんな人ですか?)
「松岡正剛の本物みたいなひと」
その当時はあまりピンと来ませんでしたが、現場を知る人、その分野に精通している人たちから見ると、松岡正剛さんは多読な千夜千冊ではあるけれど、本当の意味での知の巨人ではなかったのかと。
AMは家族の看病で病院。
帰宅後、お昼を食べてからは昨日、思い付いた企画書をまとめる。先方ありきの企画で、すでに5〜6ヶ月ほど相手にお待ちいただいているので、なんとか笑ってもらえる企画になれば良いなと思っています。
あ、そういえば、もし事業に関するご相談があればぜひ。企画がほしい、社長のスピーチ原稿を書いてほしい、もしくは社内報をまるっとお願いしたいなど。お気軽にメッセージをお待ちしています。
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