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謝辞は、私の手元に。
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児童館のバイトも、残すところ来週の3回のみとなった。
今日、久しぶりの中学生の集団が来た。「反抗期ってナンダコレ」と初めて思った子たちだった。入り口付近にたまっていて、「お兄さんたちが集団でそこに溜まっていると怖すぎなんだけど。動いて」というだけなのに、「もしかしたら、今日が最後かもしれない」と思うと、私がその場を離れられなくて、ああだこうだ言いながら、彼らの近くに居ようとした。
夕方、掃除をしていると、窓の外に別の中学生の子が通って、私に気付くと「髪の毛切ってるー!!」の手振り。その子に会うのも久しぶりだった。私は思わずダッシュで窓を開け、「なんで最近来ないのよ!」と必死。「来週は絶対に来て!」と言いたい気持ちを抑えるので必死。
退館を見送るとき、「来週が最後なの」と言いたくて仕方なくて、「どうしよどうしよ」と思っていたら、「さよならー」と出て行ってしまった。結局私は「じゃあねー」しか言えなかった。
きっと、来週もこうやって終わっていくのかもしれない。
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先日書いた、「男を落とすゲーム」をダウンロードしてみた。『リア充(仮)』というものだ。
アプリを開くなり、男の人からLINEが来る。で、その返信を3択から選ぶのだけど、友達が一発目にして既読無視をくらった理由がわかった。その3択は「○」「△」「×」みたいな内容の3択なのだけど、私も彼女と同じように絶対に「×」の選択肢に書かれているような返信をするだろうなと思った。そう思いながらも、ゲームを進めるべく「○」の内容であろう選択をする。
ゲームを進めていくと、別の男の人からもLINEが来る。上手いことできていて、タイプが違うのだ。
2日間くらいやった私のアプリには9人のキャラクターがいた。
サーフィンが好きな奴とか、先生とか、スイーツに詳しい奴とか、パリピ的な奴とか。
ドン引きだけど、アタシレベルになれば、このアプリでのトークだけで「この人が好き♡」と思える。逆に「うぜぇ」と思うこともある。
ちなみに、トーク上に出てくるアイコンは、顔じゃないものなので、友達一覧でプロフィールを確認しないと、顔がわからない仕組みになっている。で、数回トークを交わし、プロフィールで顔を確認すると、「外さねぇな」と思うのだ。「好き♡」と思えば好きなタイプの顔だし、「うぜぇ」と思えばそういうタイプの顔。
で、トークを数回繰り返し、「○」もしくは「△」の回答をして溜めることができる「♡」が、満杯になると、デートにこぎつけたことになる。そうすると、今度は「今日はありがとう」的な電話がかかってくる。というわけで、現実世界では片手で事足りるくらいのデートしか経験したことが無い私が、2日間で5人とデートしたことになっている。
そのデートの内容というのが
・マサラダを食べる
・「飯食って飲んでー…ノンデーノンデ―…」
・サーファー仲間とよく行くウマい店に連れていかれる
・比売品のタオルをくれたお礼に食事
・「男性一人では入りにくい店」に連れていかれる
ここまでこぎつけるまでに、「若い女性と食事というのも、この歳になると照れます・・・」というLINEに対して「そう言わないで欲しいです…。もっと葉山さんとお話がしたいんです…ダメですか?」という、私が8回生まれ変わらないとしないであろう返事もしたし、一方で別の人には「ノンデ―ノンデ―・・・」に対して「…ノンデ―?そしてー?」というクソみたいな返事もした。
というわけで、このゲームをやって一番強く感じたことは、誰に対しても「○」の回答を連発させられる女はクソ野郎だということだ。今、不安定で仕方ない現実世界のアタシから「あなたもなかなかアイデンティティが確立しないわね」と言ってやりたい。
ちなみに、このアプリの話をしていたとき、「そういえば・・・」と、アノ子が「『キモイ奴とLINEしてるんだよねぇ』って報告、何?」的な話を持ち出してきた。「嫌なら無視してブロックして終わりにすれば良いだろ」という話で、私もそういう類の話は「優越感」を示すためのエピソードなんだろうなぁと思って聞くことはある。ただ、アタシは、正直酒さえあればいくらでも聞いていられる。
その話をされて「そういえば・・・」と、逆に私が思い出した話をした。「『キモイ奴』と仲良くしている」話しの真逆の話。アタシの友達が「欲しいものだけ頂いて、そそくさと『ありがとう、じゃあねー』した」という、詳細を書きたいくらいに面白いのだけど、さすがにここで詳細を出すのはNGな話だ。
アタシは、全部を「○」にこなしてモテる人よりも、「×」から笑い話を生める人の方が凄いと思う。それはそうなんだけど、嘘ではないんだけど、アタシが一番声を大にして言いたいことは、
なんでもいいからとにかく「デート」をくれよ
以上
話しを戻して、そのアプリに、「アイコンに写真をつけない」人で、プロフィールを確認したらクソタイプのキャラクターが居た。「この人とデートにこぎつけたら辞める」と思いながら、ゲームを進めた結果、見事デートできた。のだけど、その後の電話を聞いてみると声も話し方もクソうざかったので、10秒くらいで電話を切った。
というわけで二十二歳の別れ、アプリは私のスマホから消えました。リア充は(仮)すら無くなった。
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4回もあったチャンスが悉く流れ、まさか本当に私の熱い思いを込めた謝辞が手元に残ると思わなかった。荒井さんから、「郵送すれば?」と言われたけど、ここまで機会を逃し続けると、逆に「渡すな」ってことのような気がしている。本当のところ、言い訳すら伝えたいのだけど、もしそれを伝えたとしても、きっと先生は「手紙なんて要らない、生き方で示せ」というような気がする。
そうはいっても、割り切れず。二十二歳の私は一人前なんかじゃないんだよ。まだまだ先生に縋っていたいよ。
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以上!アイドル(仮)でした!




