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今日は荒井さんの誕生日
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4月21日
午前中に説明会に行っていた。そこからダッシュで大学へ向かう。というのも約束があったのだ。
「12時半からでお願いします」
そう伝えた相手は
彼女のサークルの後輩
もちろん私とその子たちは出会うはずもない。が、彼女のためにと閃いたアタクシは、どうにか彼女の後輩に会えないかとあの手この手、アポを取ることができた。
彼女の後輩はとにかくかわいかった。あろうことか私が大学内で迷ったため10分くらい遅れてしまった。お詫びにとキットカットバーを買って上げたら思いのほか喜んでくれた。とにかく可愛かったのだけど、一応私が先輩ということで、その権力だか圧力だか、色々な無茶ぶりをしたけど、嫌な顔も迷いも見せず、全部に答えてくれた。素晴らしい子たちだった。
そうして彼女たちに色々してもらっているところに、荒井さんから私の顔が青ざめるlineがくる。
荒井さんが大学内にいる
まさかだった。授業の前ギリギリまで来ないだろうと思って、その日にぎっしり様々な人と約束をしていた。
そこで、私は
彼女の「えーいつくんのー」を無視して、彼女の動きを把握することに必死になった。
そうして、彼女を避けながら次の約束をしていた人たちの元へ。
そこでのインタビューは
兎に角
緩 い
これは全般に言えることだけど、インタビューをしているときに、すでに「この人たちのインタビューでは、あの曲をBGMに使おう」とか、「ここで、こういう編集をしよう」的なことを考えていた。
後輩ちゃんたちには、道重さゆみの「シャバダバ ドゥ~」という、女子力の高い曲がピッタリだと思った。そして、あまりに雰囲気が違う、ピチピチさなど一切ない彼女たちのインタビューのBGMとして浮かび、そして実際に使ったのは
星のアルペジオ
ご存じ無い方には是非とも検索して聞いてみてほしいけど、シャバダバドゥ~とは比べることなどできない曲である。しかも隠しトラックらしい。そのくらいに緩かった。
どのくらい緩いかって、たまたま彼女たちと一緒にいた、荒井さんのことを知らない子までインタビューに巻き込めたくらいだ。しかし、予期せぬその子の出演によって、個人的に一番面白い回となったと思っている。
荒井さんのことは知らないその子に、ほぼ無茶ぶりで「荒井さんの好きなところ、教えて?」と聞いてみたところ、彼女の答えは・・・
足が速いところ
「荒井さんとデートするなら、どこに行きたい?」と聞けば
〇〇〇つ(大学の売店)
という名回答をたたき出した。素晴らしいインタビューだった。
そうして、再び走る走る。というのも、次にインタビューをお願いした子は、インタビュー前に、荒井さんに出くわし、荒井さんのもとから「お菓子買ってくる」と抜け出してきてくれた子だった。そのインタビューが行われたのは
トイレ
まぁしゃあない。
その後も兎に角私は荒井さんをかわすことだけを考えて、大学内を走り回った。彼女のサークルの部室とかにまで行った。
そうして、全てを終えてみれば、総勢14名くらいにインタビューをした。
しかし、私の戦いはそこからだった。編集に物凄く時間がかかった。
私が使える動画編集のアプリケーションはムービーメーカーのみ。割と初歩の初歩向けらしいけど、5分の動画にナレーションを入れ、BGMをつけ、切ったりナレーションに合わせて伸ばしたりして、全部で2分程度のものにするだけで、1本つくるのに1時間くらいかかった。
ちなみに、今回の動画の漠然としたテーマは「ミニ番組」。番組と番組の間に放送されているやつだ。ウケを狙わず、淡々と荒井さんに関してのインタビューを進めていく。今回の拘りは、撮った動画を編集し、後から私が「アイドルちゃん」と称して、ナレーションで質問を吹き込んでいくところだ。
私のイメージした通りにナレーションを吹き込んでみた結果、私の滑舌の悪さがはっきりと出た。何回も撮りなおしたが、結局完成版でも「何言ってるのかわからない」と喋った私が思うほどのところもある。そこはご愛嬌だ。
そうして、全てのインタビューを編集し終え、誰かに見せたくてたまらないアタクシはもちろん母・かずみんに見せた。
インタビューの最後を締めくくるのは、このアタクシ。アタクシが好きに撮って好きに編集するんだからと、笑いなし、表情無しで自分で動画を撮った。部屋で1人。
その映像を見た母は、私に関して「作ってるでしょ」と言い、まぁ作ってるしと思いながら、最終的なコメントを待った。
そして母のコメント
最後にカメラを回して、あの豚小屋(あまりに散らかった私の部屋)見せた方がよっぽど面白い。
うるせぇな
とにかくそうして荒井さんのためのバースデームービーが出来上がったのだ。
これまでに、私出演・撮影・編集の自称PVを2つと私企画のイベントで使った「一人カラオケの模様」をFacebookでお見せし、その後、1時間にも及ぶ私の所属する演劇サークルの公演ドキュメントを作った。というわけで、これは5つ目の作品であるけど、個人的には一番大変だった。
ただ、インタビュー自体はとても楽しかったし、人を巻き込んで動画を作るのはやはり楽しかった。また何か思い付いたら作りたいなと思っている。
◇
4月某日
そんな荒井さんのことを思いながら、お店を予約しようと電話をする。が、私は私が思っていた以上に彼女のことを考えていたらしい。
「ハイ、〇〇です」
「あ、予約お願いしたいんですけど」
「あ、はい、コース等はご希望有りますか?」
「あ、○○コースでお願いします」
「ハイ。それではお名前をお願いします」
「荒井です」
嘘
◇
そうして、無事、無事、無事に彼女の誕生日を迎えることができた。
が、今、たった今、とんでもないことを思い出した。
これ、荒井さんにプレゼントして
・・・
わ!忘れた!
てなわけで、今、私の手元には、インタビューにも参加してくれたゆるーい彼女が、「荒井さんにプレゼントして」と、今日私に渡してきた証明写真3枚がある。まじで要らない。ちなみに、私は以前、ご飯に連れて行ってくれたサークルのOGの先輩に「ごちそうさま」のお礼として、アイドルちゃんの盛れた証明写真をプレゼントしようとしたことがある。が、拒否された。そのときは「なんでよ!」ってぷんぷんだったけど、今日わかった。他人の証明写真など全然いらない。
次回、荒井さんに会うのは今週末だけど、そのときに渡しておくね。
◇
そんな荒井さんの誕生日でした。本当におめでとう。
アイドルでした。

