本日１月２２日（木）は誰もが気になる注目対局から
私の個人的に注目する対局までバラエティに富んだ
ラインナップですので触れてみたと思います。
①王将戦第二局
言わずと知れた渡辺王将VS郷田九段戦の１日目。
渡辺王将の調子は絶好調、８月末のA級順位戦で
広瀬八段に負けた後の良いとこ取りで１１勝１敗。
マッハこと田村七段に負けた１敗が苦笑いですが
今回勝つと４－０のストレート防衛も視野に入ります。
②竜王戦１組
森内九段VS豊島七段 深浦九段VS山崎八段
竜王戦は初戦が大切です。なぜなら初戦に負けると
次が残留決定戦になってしまうのです。
つまり２連敗で降級です。あのミスター竜王の渡辺２冠が
前期降級して今期竜王戦２組に在籍していることが
このことを物語っています。
③王座戦２次予選 島九段VS森下九段
お互いを尊敬しあう友人同士の戦い
勝敗より将棋の内容に興味があります。
④棋王戦予選 佐藤（秀）七段VS横山六段
横山六段の今期の勝率は現在０．８０６５です。
「歴代勝率ベスト１０入りにはもう一つも負けられない」
と思っていたら、菅井五段がいつの間にか今期
勝率０．８２０５となっており勝率一位を奪われて
いました。兎も角二人とも頑張ってほしいと思います。
⑤王将戦１次予選 橋本八段VS増田（康）四段
増田四段は公式戦３戦目にして初めて上位陣との対局。
しかしその強さは折り紙つき、ハッシーがどう対するか。
⑥女流名人戦予選 中井六段VS渡辺初段戦
なぜこの対局に注目？と思われるかもしれません。
実は中井ひろべぇ六段は現在公式戦５９９勝なのです。
今日勝つと女流プロとして初の通算６００勝となります。
（ちなみに清水六段は５７０勝）
渡辺初段も弱くはないのですが、相手が中井六段では
勝つ可能性はほとんど無いと言わざるを得ません。
女流初の６００勝は本日達成されるでしょう。
渡辺弥生女流初段に対して「勝つ可能性はほとんど無い」と
ひどい事を言ってしまったので「渡辺初段はアメリカ生まれで
東大卒。名前の弥生は『やよい』ではなく『みお』と読みます。」
とフォローしておきます。