羽生名人が読書家であることは以前突き止めました。
古いところでは中原十六世名人が本好きで有名です。
その中原十六世の読書についての文章を紹介します。
平成3年『読売新聞』からです。
読書の時はジャンルを変えて、同時に二冊か三冊を
並行して読むことにしている。
2年ほど前に棋士の友人から教えてもらった習慣である。
最初はエッセーか短編小説、次にやや長めのものや
難解な書といった風に、軽めのものから読んでいくと
スッと内容に入っていけるし、気分転換にもなる。
この「並行法」に切り替えてから倍ぐらい読書量が違ってきた。
実は私も中原十六世同様に常時数冊の本を平行法で
読んでおります。
現在読み進めているのは9~10冊、困ったことに私の場合
訳わからん状態になることもしばしばです。