白血病治療のCAR―T(カーティ)療法の治験が名古屋大学で始まっている。
※CAR―T(カーティ)の正式名称:キメラ抗原受容体発現T
CAR―T療法とは、患者の体内にある、免疫が機能しなくなったT細胞(免疫細胞の一種)を取り出し、遺伝子操作で改造、機能を復活させ治療する遺伝子治療だ。
遺伝子治療は「第2のルネサンス」といわれ、注目されている。
CAR―T細胞の良いところは、敵であるガン細胞が存在する間は増え続け、ガン細胞が無くなるとCAR―T細胞も減り消えてしまう。
米国の治験結果では骨髄移植後に再発した患者への点滴投与で、80%から90%の人で白血病細胞は消えてしまという効果が出ている。但し、現時点では根治にはないらしい。
リンパ性白血病のCAR―T療法は既に米国で実用化されているが、CAR―T細胞を作成するのにコストが掛かるため、治療費が膨大になっており、最終的な手段としてしか利用できないという問題がある。CAR―T細胞の作成コストを下げ、治療費用を下げることが今後の大きな課題のようだ。
武田薬品工業が買収したアイルランドの製薬大手シャイアーは、血液の病気を得意としており、血液の病気は遺伝子治療の有望分野になる。そのなかでもCAR―T細胞をつかった白血病の治療は今後脚光を浴びる可能性が高いだろう。
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