アドリブ将軍モッタの『イチ確』 -82ページ目

逃げちゃダメだ

青年はスロットで生活費を稼ごうと歩み始めたにもかかわらず、いきなりつまずいてしまった。


その時の心の傷は思ったよりも深く、そして恐怖という後遺症までも患ってしまったのだ。


2月2日 (木)


青年が目覚めた時、すでに店は開店している時間だった。にもかかわらず青年が動かなかったのはダルいから、めんどくさいからなどの軽い理由ではなかった。


まさに恐怖という目に見えないものが青年の心を蝕んでいるのだ。
布団から出て椅子に座るものの、やはりそこから行動できなかった。



ようやく重い腰を上げホールに向かったのはお昼過ぎ。


実はマイホの店長は2月から変わり、ゾロ目の日のイベントなどが増えた。


大きく雰囲気が変わったわけでもないが、一応手探り状態で立ち回っているため逆に昼からの稼働の方が好都合とふんでいる。


店内に入って目についたのは例のHプロだ。2月2日のゾロ目のイベントということで222番台の北斗を打っておられた。


「末尾2番のエヴァでも打ったら?」


Hプロがそう言ったが、何せ前日に8万負けて体は積極性を示さない。とりあえず最初は宵越し天井まで残り60ゲームの『ろくでなしブルース』を打つことにした。


2000円でバケ。


ダメなときは何やってもダメだ。
デジャヴなのかと少し嫌な予感が頭を過る。


Hプロ「エヴァ打てばいいじゃん」


青年M「いやぁ~怖いなぁ」


「・・・打つなら早くしろ。でなければ帰れ!!!」



顔を見てもそんなキツい言葉を投げ掛けたような顔ではない。
空耳だったのか・・・いや、これは青年の中にいる攻めの姿勢の声。


本来攻めのスタイルの青年が恐怖と闘っているのだ。(漫画の見すぎ)







青年M「打ちます、僕が打ちます」


不安はないと言ったら嘘だ。
しかし青年は目の前の光輝く物体を睨み付けていた。


「62秒でケリをつける」


※名言だけどそれは無理www


打ち始めるのはいいが不安としか思えないベルの悪さ。
たかが100ゲームそこらで不安になるほど青年は追い込まれていた。


当然だが小役は荒れる。この『真実の翼』は特に荒れるイメージが強く、2000ゲームのサンプルでも信用は出来ない。


かと言って2000ゲーム回すまでヤメないという無謀な行動はしない。
投資とホール状況と己のハートと相談しながら臨機応変に打つしかない。


投資は100枚ほどの持ちコインと追加投資2000円で済んでいるものの、ボーナス確率は300分の1。


しかし出玉が減らないのは小役確率が上昇してきた証拠。
1500ゲームほどでベルは6以上、スイカとチェリーは微妙だが、そこまで気にする悪さではない。


そして、良い要因として1000ゲーム回した時点で単独紫ビッグが2回も出ており、ビッグ中のスイカとチェリーなんて6以上の確率。


確率は荒れる、回りの状況見ても設定は入っている。
根気よく回していたら少しだけ『良い流れ』がやってきた。











あれよあれよという間にボーナス連打で、気付けば合算170分の1。


この時3900ゲーム消化して高設定を確信するほどのデータで、おそらく4or6といった感じだ。
出玉も1500枚くらいとなった。


ならば3000枚目指すかと思えば、約束していた飲み会の時間。


こんなときにツモるのも『らしさ』だが、プラスなのでオケーとしよう。
顔見知りの常連がいたので台は譲って飲み会へ。


翌日聞いたらあのあと1700枚出たそうで、やっぱ設定4or6らしい。


この稼働で確認したのは、やはり攻め際と引き際が、本物のプロ達とは微妙に違う。


オカルトだけど、やっぱ『匂い』に敏感にならなければ常勝なんて無理な話しだと思う。


そう思いながら青年は毎日スロットを打ち続けている。


青年の名はアドリブ将軍モッタ。


暴走出来ない小さな25歳の漢は、今日も大きな夢を追いかけている。


『あなたは死なないわ・・・。私が守るもの。』

by綾波レイ




時をかけたい青年




発表から40年以上たった今でも愛され続けられている名作『時をかける少女』


身近な存在に感じる主人公、紺野真琴。


男勝りな性格でおっちょこちょいだけど元気いっぱいで可愛らしい女の子が、ある日テレポーテーションとタイム・リープという能力を手にし、自分の能力の原因を追求していくというお話。


ザックリと説明してしまったが、まだ見てない方は絶対見た方が良いだろう。凄く和み、凄く感動すると思うのは決して私だけではないはず。


元々は小説だったが人気なため何度も映像化されている。
私は1996年にアニメーション化された細田守監督の作品しか見てないので、俗に言うミーハーという奴かな。


あ、また前フリが長くなってしまった。そろそろブログのテイストも変えていかないとね。飽きられるし、読んでもらえなくなる。


で、本題は当然スロットに尽きるのだが、マジで『時をかけたい』みたいな心境になったのが2月1日の稼働。


まぁ簡単に言うとその日8万負け。


そりゃ過去に戻りたくもなるし、何度も言うけどMの私でも凹む。


もちろん私だって紛いなりにもスロットで勝ってる者としてそれなりの理論は頭に叩き込んである。


ただ今は朝からの立ち回りに苦戦中で、リセット狙いだったりとワンパターン。
ぶっちゃけ設定狙いをしなきゃ収支はショボくなるため積極的に狙うけど・・・やっぱり立ち回りが未熟。


何が負けの原因かはハッキリしてるし、愛知県を出たらまた新しい立ち回りになるだろうし、色々大変だけど目指す場所はブレてない。


別にスロプロになるのが夢じゃなくパチスロライターで活躍するのが夢だから頑張らなければ。



こうやって贈り物をしてくれる友人達がいるから今の自分がいる、そのことも忘れずにね。


冒頭で過去に戻りたいなんて言ってたけど、過去に戻ろうとも私が出逢った人達との関係は絶対に変わらない運命だろうね。


『すぐ行く・・・走っていく』

by紺野真琴

男同士でも『愛』がある










1月31日 (火)


約6年連れ添ったノリ打ちの相棒と最後の一戦をし、最後に相応しい勝利を納めることが出来た。


人と人との相性とは実に面白いものがあり、似たような性格同士であれば相性が良いとは限らず、逆に全く正反対の者同士が抜群の相性を魅せることもある。


いや、逆に正反対の性格を持っているからこそ、互いの弱点を補うことが出来るため相性が良かったりするのかもしれない。


あくまでスロットのノリ打ちの話限定に尽きるがね。


恋人、上下関係、体、なんていう相性までは分析出来ないし、分析出来るほどの能力があれば日本一の恋愛カウンセラーにでもなってるって話しなもんで。


しかし本当に相棒が彼で良かったと心底思う。


彼はS、私はM。


彼はジャグラーのような安定したヒキ、私は4号機の番長設定5のような激しいヒキ。


彼はクジ運が良い、私はクジ運が悪い。


彼はキレやすい、私はキレにくい。


彼はラーメン派、私はパスタ派。


彼は細身のギャル好き、私はアメリカ人のようなボン、キュ、ボンで顔は普通みたいな子が好き。


彼のスロットスタイルは慎重、私のスロットスタイルはアグレッシブ。


少しスロットと関係ない話も出てしまったが、このように私たちは正反対の者同士だ。


だが約6年という年月を勝ち続けて来られたのは、お互いの人間性を理解し、お互いを上手くコントロール出来たからなのだと思う。


でも私の持ち味を遺憾なく発揮させ、そして自分の持ち味が何なのか気付かせてくれた彼が一番の名プレーヤーだったのかな。


たまに考えることがある。


彼が女性として生まれて、そして出逢ってたらなって・・・。


あ、だったら確実にフラレてるか。


まぁ面と向かって言うのは恥ずかしいし、何かお互いらしくないから言えなかったけど、いつも思って打っていることがある。


『ありがとう』


『始まりは歩み寄りで、分裂しなければ進歩で、力を合わせることができれば成功である。』

byヘンリー・フォード