~From.裕~ -57ページ目

夏の空へ

あれから季節が過ぎ
青い空に
白い雲が描く懐かしい思い出

あの日々は遠ざかり
吹きつける熱い風が
渇いた心を掻き立てる

過ぎた日々は
戻らないって解ってる
すれ違った心は
戻って来ないって解ってる

だけど…

透けるような空が
思い出させるから
流れる雲が
思い出を連れてくるから

想いが溢れて
逢いたくなって
君の笑顔が恋しくて
抱きしめたくなって

残る想いの叫びは
青い空に吸い込まれ
前を向けと
夏の太陽が熱く照らし
根拠の無い夢を見せる

通り過ぎてしまったなら
また、出会えばいい
いつか何処で
必ず、出会える

その時は
この後悔を繰り返さない
そのためにも
明日を見つめて
歩いて行こう

君と
真っ直ぐ向き合えるように

夏の太陽に負けないように
君へ伝えるために…

木漏れ日

それは生命の光り
それは生きる力
与えられし者の宿命

そして明日のため
そしてこの瞬間を踏み出すため
感じ見上げし者の宿命

小さな生命の重なる
木々の葉
潜り抜けて降りそそぐ
その光り

感じるものがあるならば

この刹那を愛しみ
刻み付け

明日へと歩め…

つばさ

カーテンの隙間から
差し込む朝陽が
新しい朝になったと照らす

重い身体起こし
全開に開ける窓から
生まれたての今日の風が
目覚め切れない身体を
摺り抜ける

眩しい青い空
透けるようにキレイで
くすんだ心に浸みる

新しい今日が始まったと
小さな翼
めいいっぱい羽ばたかせ
空に向かい飛びかう鳥達
澄んだ囀りが
胸に響く

何度繰り返し
こんな朝を迎え
何度励まされたのだろう

なあ、お前達のように
輝くような翼を
持てるかな
なあ、傷付いた翼でも
この青い空を
目指せるかな

もう一度、飛べるかな…