数少ない私のブログテーマの一つに「本棚」という
一見、不可解なものがありました。
『所信表明』の記事を確認した所「本棚」とは
【本棚】 意味不明な括りですけど形而下の本関係の話題です
とあります。
そのテーマで投稿したのは「講談社文庫」のみです。
この度、誰にも興味を惹かないこのテーマで
やっと第2回目の記事をアップします。
「創元推理文庫」
個人的に一番好きな出版社(ジャンルがピッタリなので)
となります。文庫名にも「推理」の名前が入っているので
知らない作家でも安心して購入できます。
東京創元社には全幅の信頼を置いております。
創元推理文庫の背表紙の色は基本、一色のみ(クリーム)なので
本棚の並びもシンプルです。(地模様の入ったクリームも一部有)
また、好きな文庫とは言え、ジャンルが限られており冊数は余り多くはなく
昔の海外ものやSF、単行本を除くと281冊で、一大勢力には届かず
(ちなみに講談社文庫は967冊)本棚の占有場所もこじんまりとしてます。
それでも部屋が極端に狭い為、対面の壁にスマホを押し付けても
全体が入りません。(かろうじて8段全部見えるのが精一杯)
壮観とはいかないですねー
でも個人的に好きな本は結構、蒐集出来ています。
クドいですが4分割で棚を覗いてみましょう。
1~2段目 「あ行」で始まる作家って多いですね
これが今の創元推理文庫ですが、昔買った海外ものも実は沢山あります。
余りに古くてボロボロです。 (しかもバラバラなのでアップはヤメておきます)
それらはジャンルでマークが分けられているので、一見有難いようですが
本棚並べの際は同作者でも別ジャンルのものを発表してたりして
バラバラになってしまうのと背表紙の色もまちまちです。
殆ど問題の無い創元推理文庫ですが、つい最近失敗が・・・
倉知淳氏の作品で「夜届く」というものが創元から出ているのを発見し、
中身も見る事なく、購入。タイトルは「夜歩く」のパロディだなぁっと。
で、昨年末に読もうとして短編のそれぞれに見覚えのあるタイトル
(どれもパロディだ)が続々。
イヤ~な予感がして表紙ももう一度見ると
「夜届く」の下に副題のように小さく「猫丸先輩の推測」とある!!
こ、これは・・・すでに講談社文庫版で持っており、しかも既読でした。
これ、ズルイよ~反則でっせ。東京創元社さん。
同作品を別の出版社が発行する事は良くある事だけど
タイトルを同じにするか、似たようなタイトルでヒントを出すのが
この世界の礼儀ってモンじゃないですか???
と、おのれの不勉強を棚に上げて憤ってみる。
どうやら私の本棚には本だけではなく「不勉強」も上げてあるらしい
と予想内のオチを出した所で「お後がよろしいようで」と本記事は終了。