7月の読書報告です。7月の読書は9冊
現在、PC難民となっておりますがアナログ読書ライフには特に影響はなく、例年通りのペースで読んでおります。

しかしながら読書データベースが仮の姿で運用しており、デジタル系の作業は難航しています。
読書クイズ作成もしばらく先になりそうです。

今月は脈絡のないセレクトでミステリ率も低く(5/9)いつもの事ではありますがこってりしたミステリ、大作、受賞作などは皆無でこれは自分の体力気力が反映されたチョイスとなっております。


似鳥鶏    育休刑事(諸事情により育休延長中)☆☆☆

6月の読書で読んだ本の続編です。
前回と同じシチュエーションで主人公は育児をしながら無理やり飛び込んでくる事件に関わってしまいます。
変わった所というと子供が少しずつ成長している所(笑)


西澤保彦 幻想即興曲 ☆☆☆

副題は「響季姉妹探偵 ショパン編」となっていますが続編が出る事もないまま作者は逝ってしまいました。
今年7月にも東野圭吾氏が亡くなり、個人的には光原百合さんからの3連続ショックな出来事でした。
作品は文芸編集者の姉とピアニストの妹が作品原稿と音源の両面から謎に挑むというシリーズ化は難しいのではないかと思われるやや限定的な構築によるもので、結果として単品になったのもやむを得ない特殊状況作でした。


標野凪    いつだって喫茶ドードーでひとやすみ。☆☆

喫茶ドードーシリーズ第3弾。読んだ印象ではこれが最終作のような気がします。

今回の作品は第三者視点の入れ替わりが激しく少し読みづらさを感じました。
それが物語世界への没入を阻害していると思います。


白鳥士郎 りゅうおうのおしごと! ☆☆

題名の『りゅうおう』は架空の将棋タイトルで実際、竜王という最高峰クラスのタイトルはありますし、その仕組みも現実をなぞっています。
16歳のりゅうおうと小三女子の弟子の物語です。
長くなりますが、これを読もうと思ったのは自分が講師をしている将棋講座で毎回掴みに将棋に関するエピソードを話していて、その中で人気「将棋小説」の紹介をした際に、ネットで将棋小説人気ランキングを確認したのがキッカケです。
殆どの作品は既読、既知の作品でしたが一冊だけ知らない作品がありました。それが本作です。ライトノベルです。現在20巻!くらいあるようです。
読む気は失せましたが、この度とりあえず第一巻だけ読んでみました。
人気はあるようですが全巻読破は無理!です


麻見和史 最後の告発 ☆☆

警視庁文書捜査官シリーズも第11弾です。よく続いているなぁ
本作は長編というべきなんですが、第一章、二章が別個の事件で全体としての結び付きが弱い。

ブチッブチッと長編が切れてしまっているようで構成に成功しているとは言い難い作品でした。


辻村深月 図書室で暮らしたい ☆☆

本作はエッセイ集です。

新聞に週刊で載せたものや普通のエッセイ、自作解説、掌編小説などが集められた一冊です。

エッセイに過度な期待はしませんが、寄せ集め感が強い一冊でした。


大倉崇裕 クジャクを愛した容疑者 ☆☆☆

警視庁いきもの係シリーズ第4弾

本作は中編三編でそれぞれピラニア、クジャク、ハリネズミを愛した容疑者がタイトルになっています。
望んでいない部署に配された中年の刑事と偏狭で一般人の感覚から大きく外れたスペシャリストの女性のコンビは川瀬さんの昆虫法医学シリーズとかぶります。

大倉氏のシリーズものは沢山ありますがこのいきもの係と福家警部補シリーズが好きです。


市井豊    予告状ブラック・オア・ホワイト ☆☆☆

市井作品はまだ三冊目の読書でどれも創元推理文庫の連作短編です
既読の二冊が「聴き屋」シリーズと呼ばれるもので本作はやる気のない自堕落探偵と生真面目な秘書とのコンビが地元の小さな事件だけを請け負う「ご当地探偵」という舞台設定です。
コンビの取り合わせとしては良いと思います。


ほしおさなえ 言葉の園のお菓子番 未来への手紙 ☆☆☆

言葉の園のお菓子番は『連歌』という俳句のようなものを大勢で繋げて一つの作品にするという雅な趣味を扱っています。
そのシリーズも第五弾

文学の素養もセンスもない自分ミステリの箸休めとしてこのシリーズを読んでいます。丁度いい塩梅なので。

そういえば、最近は箸休めに相当する読書の割合が随分増えてきていると感じます。
焼肉が重たくなってくるお年頃なのかも知れません。