「本棚」話題の第一弾は講談社文庫のコーナーについて


我が図書室の中で一番占有体積率の高い出版社です。
本文文字数の割に本が厚いのが難点と言えば難点ですが
本を並べるには一番問題の無い文庫です。

 

部屋が狭く本棚の天地全てが写真に収まりません。
天井に続く造り付けの本棚は12段まであって
現在、講談社文庫は一番下の段まで浸食をしており
早晩、一つの本棚からはみ出てしまうのは確実視されます。

 

整列の基本方針に一番従っている文庫で見た目は綺麗です。
整列は 出版社→背表紙の色→著者名→文庫発行順 です。

一番問題ないと書きましたが少しだけ瑕疵があります。
まずは細かすぎて伝わらない所を

 


森博嗣のコーナーの一部です。色はグレーなのですが
正確に言うとグロスのグレーとマットのグレーが混在してます。
シリーズによっての使い分けをしているようです。
この写真で言うと「地球儀のスライス」まではグロスで
「黒猫の三角」からはマットです。Vシリーズの途中で
「今夜はパラシュート博物館へ」という短編集が入り
これはグロスでその後も分類上で使い分けられます。
見た目には全く違和感ないのでこれは特に問題ではないです。

 

唯一の問題と言っていいのは同じ作者で違う色の本が存在する点です。
講談社文庫を始めて発行する際に作家が好きな色を選べるって
確か辻村深月さんが言っていましたが、どういう訳か同じ本で違う色の
背表紙の本が存在します。
我が家では藤原伊織さんの「テロリストのパラソル」がそれです。
「テロリストのパラソル」は乱歩賞と直木賞をW受賞した傑作で
講談社文庫の最初の本ですが背表紙が緑と水色の2種存在します。


我が家ではテロリストの~が緑でそれ以降が水色。作家別を優先して並べると
写真のようになってしまい、破調をきたします。
結局、藤原さんは色別優先の為、別れて収容されています。
この為にだけ買い直すのもねぇ・・