昨年、広島で開催された音楽フェス「PEACE STOCK '78」
野外のスタンディングで沸き散らかす快感を久しぶりに体感することができ、それはそれはもう大満足、非常に楽しいイベントでした。
そんな「PEACE STOCK」の次回開催地として選ばれたのは、地元長崎県のハウステンボス。
諸般の事情で長らくその開催時期は未定となっていましたが、満を持してようやくこの6月に開催されることが決定しました。
そしてHKT48の出演も決定。しかも出演メンバーはほぼ全員という大盤振る舞いぶり。
ここまで好条件が揃うのであれば、と、迷うことなく参戦を決めたのでした。
長崎駅から列車に揺られて90分。
ハウステンボスは、近そうで意外と遠い。
午前中にハウステンボスに着き、早速ライブ会場へ……
とはならず、まずはハウステンボスへ入国。
ミッフィーを探して
ビールを飲み
アトラクションを楽しんで
おやつも忘れずに
最後にワインを飲んで
ワインの飲み比べをした時点でもう満足しちゃったので、危うく帰ろうかとするところでした。
でもそういう訳にはいかない。
心配されていた雨も奇跡的に小康状態。さぁ、機は熟した。
会場は広島の時と同じくチケットの種類ごとにブロック分けされており、今回取ったチケットは広島の時と同じSブロック。
体感、広島会場よりもステージに近いように感じたのでSブロックでも十分だと思っていたのですが、HKT48のステージが近付いているのに周りにヲタクの姿は少ない。
ふと前方に目をやると、そこにはたくさんのヲタクの姿が。
そう、多くのヲタクはSSブロックにいたのでした。なんや、みんな金持ちやな。
でも僕はこのガラガラのSブロックで好き放題させてもらいますよ。
ガラガラすぎて最前列も行こうと思えば行けたけど、フェスは沸き散らかしてナンボ。少し後方へ下がって可動域を広く確保しました。
そしていよいよHKT48の出番。
会場に響く、聞き慣れたいつもの「overture」
公演やコンサートの時は徐々に温める喉も、今日は暖機なしで早速シバいていく。
静かそうな陰キャが急に叫び出したのがキモかったのか、周りからの「何やコイツ」と言わんばかりの視線を浴びて、いよいよ準備完了。
爽やかなピアノのイントロで始まったのは、くるたんをセンターに据えた「ビーサンはなぜなくなるのか?」
「野外×夏曲」という組み合わせが間違えるはずはなく、初っ端からテンション最高潮。
周りの目もいとわず、飛び跳ね、叫び、全身でケチャを送る。
沸きすぎてもはやステージもよく見ていなかったけど、正直フェスなんかこれくらいでいいんだよな。
続く「ぶっ倒れるまで」は6期生によるステージ。
センターは、ここちゃんとかれんれんでした。
長崎県出身のふたりが、ここ佐世保の地で仲間を背負って立つ。
まさにふたりにとっては凱旋ステージともいえる、胸が熱くなる演出でした。
そしてステージ上の凜咲ちゃんを視界に捉えたぼく。
うわあぁぁあツインテールだあぁぁ可愛すぎるううぅぅ!!
佐世保の空に向かって全力で愛を叫ぶ。
そして全員出てきてステージ上は一気に大人数に。
続く楽曲は「最高かよ」
うそ!もうこの曲を出す!?
完全にペース配分をミスった。
すでに頂点に達していたテンションを、ここでまた一段ギアが上げなければついていけない。酸欠なりそう。早くも疲れが……
ちょくちょくステージ上のモニターにカメラで抜かれる渋井ちゃんが可愛すぎて、また空に向かって叫ぶ。
HKT48史上最高のドカ沸き楽曲が終わってぶっ倒れそうですが、まだまだ休ませてはくれません。
続いてチーム別のパフォーマンスへ。
まずはチームHが「しぇからしか」を披露。
センターには、この日誕生日を迎えた鈴雅ちゃん。
遠くからでも目立つ高い身長、楽曲も相まって、すごく迫力のあるステージでした。煽りも気合が入っていたなぁ
チームKⅣは「12秒」で登場。
会場に響く盛大な「よっ!」の掛け声。
コンサートでも定番のみんな大好きドカ沸き楽曲が、野外ではさらにその勢いを増し、会場が一つになる。
チームHがカッコいいHKT48の姿を見せたと思えば、アイドルらしい可愛さも見せつけてくるチームKⅣ。
HKT48……最高かよ…
続く「突然Do love me!」で少し休憩。
ようやく落ち着いたので、ステージをじっくり見ることができました。
クマさんヘアーの颯が目に留まり、それが可愛すぎてまたまた空に向かって叫ぶ。推しメンを全力で愛でるの気持ちええぇぇ!!!
ここでようやくMCへ。
エミリーがあいさつをしますが、一言二言話すとすぐに楽曲披露へ。
そうそう、MCじゃなくステージでたくさん沸かせてくれ。
またまた爽やかなピアノイントロで始まったのは「君とどこかへ行きたい」
この楽曲で紗英ちゃんとエミリーがセンターに立つと、その瞬間、一気に現場の空気感がガラッと変わったように感じました。
「さえみりー」をセンターに持ってきたその意図がビシビシ伝わってきて、有能すぎる演出にもう脱帽するしかありません。
「エモい」なんて言葉では到底片付けられない、でもそう表現することしかできないくらいに、あの現場全体の雰囲気がひとつの感情に包まれていました。
さらに続いて「空耳ロック」
これはもう完全にヲタクを泣かせにきているな?
もはや、かのチームTⅡの功労者たるふたりのためのステージと言っても過言ではない。そしてそのステージは同時に、メンバーにとってもヲタクにとっても、そのふたりに思いを馳せるための最高の時間でもありました。
日が傾いて薄暗くなった会場が、楽曲の雰囲気をさらに引き立たせていたのもよかった。
最後は微妙にフルサイズな「メロンジュース」
何だかんだ言ってこの曲は盛り上がるんだよな、悔しいけど(何が?)
タオル回すとか完全にフェスだもんな。レゲエ→砂浜→BIG WAVEだもんな。
ちぎれそうになるくらい腕をぶん回し、足がバネになるほど飛び跳ね続け、およそ40分のステージが終了。
ここかれんの凱旋、チーム別のパフォーマンス、鈴雅ちゃんの誕生日ステージ、そして卒業を控えたメンバーのフィーチャリング。
たぶんヲタクにしか分からない、でも確実にヲタクにぶっ刺さる構成と演出で、HKT48のライブモンスターぶりをこれでもかと見せつけられるステージ。
実は途中から雨がパラつき始めていたけど、そんなこともお構いなしに、いやむしろ、それも演出のひとつであるかのようにテンションに拍車をかけており、史上最高にブチ上がったライブでした。
いよいよHKT48の夏、はじまります。