6月9日。推しメンのXの投稿が目に留まる。
以前もそうでした。
以前の「パジャマドライブ」公演で「純情主義」のセンターをしたときも、こうやって何かを匂わせる投稿をしていた推しメン。
これはまた何かある。そう確信したのに加え、出演メンバーも凜咲ちゃんを筆頭に、渋井ちゃん、はんちゃか、梨果ちゃんがいたのも後押しして、平日ながら参戦を決めました。
基本的に平日は社畜している僕ですが、6月上旬に土日出勤を頑張ったおかげでその代休をぶち込んで準備万端――
と思われましたが、なんと仕事での客先プレゼンがバッティング。
代わりの人間もおらず、もう公演は諦めるしかないと思われましたが、ギリギリ開演に間に合いそうな時間に福岡に到着できる高速バスに、そのプレゼンが終わってからちょうど乗れることが判明。
平日の公演開始時刻が遅くてホントよかった。
堅苦しいプレゼンのあとそのまま高速バスに乗ったので、計らずもヲタク感0のスーツでの劇場公演参戦と相成りました。
まぁ、あいちーと凜咲ちゃんが両方出る公演でどうせ生誕Tは着れないし、ちょうどよかったな。
そしてこの日の座席番号は21番。前ブロック2列目。
だからさぁ……
ふたりが一緒に出る時に限って前ブロックになるの、何なの?
前回よろしく、全体曲でのペンライトは封印かな……
さて、劇場に着くまでに匂わせの正体を推理していました。
今日の出演メンバーの中には5期生が3人。
くりなと伊桜莉ちゃん、そしてあいちーです。
くりなも伊桜莉ちゃんも「天使のしっぽ」ができる。
しかもふたりはそれぞれ黄色と青で色違い。
となると、あいちーをセンターに5期生トリオで「天使のしっぽ」をする可能性が十分にある。
ここまで匂わせているのだから、と僕の中での答えが固まったところで、いざ開演。
「初日」での、はあちのゆるゆるな円陣ももうすぐ聞けなくなると思うと寂しいものがあります。
そんな「初日」から始まる最初の全体曲4曲ですが、席が2列目とステージから近くてメンバーからの圧に押され気味だったこと、ペンライトを持たずに手持無沙汰だったこと、スーツで声が出し辛かったことなど、いろいろあって前半4曲は柄にもなく大人しくしていました。
残り少ないパジャドラだけあって、悔いのないように全力でコールすべきだったかなぁとも思うけど、逆に大人しく見ていたことで、目の前に来るメンバーを集中して鑑賞することができたので、これはこれでよかったかな。
さて、ユニットの構成は自己紹介MCの並び順でだいたい分かるものですが、今回は開幕早々、あいちーのヘアアレンジがツインテールで、しかも、くりな、伊桜莉ちゃんも同じくツインテールをしているのを発見。
はい「天使のしっぽ」確定演出ですありがとうございました。
自己紹介MCのテーマは「おすすめしたいもの、こと」
くりなは、この「パジャマドライブ」公演とのことで。
千秋楽を含む12日、13日の3公演に全部出演するそう。パワフルだなぁ
ざわちは「お豆のサラダ」をおすすめ。
「最近お弁当にお豆のサラダが入ってる」「お豆が大好き」「お豆の無限回集をしてる」「お豆が苦手な子からお豆をもらった」と自己紹介中に「お豆」というワードを連発するざわち。
あまりに「お豆」と言うものだから、ワードが飛び出すたびに客席やメンバーからも笑いが起こるようになったんだけど、そんな中でも顔色一つ変えず、真面目に話しているのが可愛すぎました。
あいちーは「私がおすすめしたいものは今日の私のユニットです。よろしくお願いします」と一瞬で終了。
しっぽね。知ってるよ。絶対しっぽやん。
渋井ちゃんは「日記を書くこと」
自分でも飽き性なのは自覚しているけど、日記を付けることだけは1ヶ月以上続いているそうで。
しかし渋井ちゃん、めちゃめちゃ話す。
正直全くまとまりないけど、ずっとうんうんと聞いていたくなる。こういう話下手なところも子どもっぽくて可愛い。
凜咲ちゃんは「今日の髪型」
今日のヘアアレンジは全編みだった凜咲ちゃん。
だいぶ涼しいらしく、それはよかったね~、と思っていたら、二言目には「みんなもお揃いにしてください」と。
最後はやっぱり頓珍漢で可愛いかったです。
ここちゃんのおすすめしたいものは「長崎県」
魚が美味しいし、坂が多くて健康にもいいと長崎をアピール。県民のぼくも、うんうんと頷く。
最後には、週末にハウステンボスにて開催が予定されている「PEACE STOCK '79」もしっかり宣伝。
ユニットへ。
最初にして最大のハイライト「天使のしっぽ」
くりな、伊桜莉ちゃん、そしてセンターにはあいちー。
あいちーがこのユニットに登板するのは分かっていたとはいえ、やっぱり現実で見るとその圧倒的な可愛さにひれ伏すしかなくなってしまう。
髪型、表情、ダンスの振り、歌、全部が可愛すぎて、まさに文字通りの天使がそこにいました。
「パジャマドライブ」はかれんれんをセンターに、麻莉愛ちゃん、みるんちゃんと安定のメンツ。
麻莉愛ちゃんが相変わらず可愛い。
「純情主義」は、ざわちをセンターに、陽彩と冴彩ちゃん。
6期生による「純情主義」でした。
「天使のしっぽ」は確かに圧倒的なインパクトだったけど、個人的にこのユニットもすごく印象的でよかったです。
3人の身長のバランスがよくて見栄えがすごくよかったし、3人とも大人っぽい雰囲気がすごく出ていて、見ていてすごく引き込まれました。
センターのざわちの表情もすごくよくて、髪型と衣装も相まって妖艶さがひときわ引き立っていました。17歳とは思えない色気。
「てもでもの涙」に梨果ちゃんが登板。
ペアを組むのはベテランのはあちでしたが、梨果ちゃんも2回目とは思えぬ落ち着きと曲の世界観をしっかり捉えたパフォーマンス。
髪型をふたりお揃いで猫耳にしていたのも可愛かったです。
「鏡の中のジャンヌ・ダルク」は、ここちゃんを筆頭に6期生が大集合。
身体は小さくともパワフルに踊るここちゃんがカッコよかった。
ここちゃんはどのユニットにあてがっても完璧を超えてくる。すごいなぁ
そして凜咲ちゃんもこのユニット。
表情もキリっと決めてカッコいいんだけど、やっぱりにじみ出てしまう可愛いさが隠し切れない。
ユニット明けMCへ。
司会のはんちゃか、開口一番に
「夢のdead body」と曲紹介。急にここ天開演しちゃったよ。
そんな6期生だけのユニット明けMCは、まだちょっとだけぎこちない。
そんな中で話を切り出したのがここちゃん。このあたりの瞬発力はさすがだな。
以前ジャンヌに出演した際に、衣装で写真を撮ってXに投稿したら、衣装が萌え袖になっていることを梨果ちゃんから返信で怒られたそう。
とこの話をしている間にも、ここちゃんの衣装は萌え袖に。
背が小さいからね。しょうがないね。
そんなここちゃん、今日のユニットメンバーが、ここちゃん以外みんなチャーハン部だということに気付きました。
でもチャーハン部なのに全くチャーハンを作らないのが、幽霊部員こと凜咲ちゃん。代わりにおばあちゃんがよく作るそう。
破門されないようにね。
中盤曲へ。
このパートでの、ここちゃんの表現力がえげつないのは以前から言ってるけど、今日特に目に留まったのがくりなです。
シックな曲を踊るときのくりなは、表情に色気があって、たまにさりげなくウインクしたりして、大人びたパフォーマンスが目を惹きました。
「キスして損しちゃった」では、凜咲ちゃんが「松岡くーん!」「松岡ー!」と叫ぶ。
はぁりぃの絡みがここでも。いい物を見られました。
前半MCではあいちーの「天使のしっぽ」の話から。
開演してからもずっとソワソワしていて、自己紹介MCの立ち位置も間違うし、ユニットの時もいろいろと間違えちゃったそう。
そんなあいちーにはんちゃかが「あいちってますね」と一言。もはや言いたいだけなはんちゃか。
「あいちった」って言葉は、もはやはんちゃかが一番使ってるんだよな。
麻莉愛ちゃんからは「天使のしっぽって間違えるところある?」と煽られた一方で、陽彩からは「頑張った過程が素晴らしいんですよ」と慰められたりしたそうだけど、しかしここまであいちーが本当によく喋る喋る。
このまえ「純情主義」に出た時もそうだったけど、ユニット明けMCができなかった分を取り戻すかの如く喋り倒していました。
さらに凜咲ちゃんもあいちった話があるそうで、ハイタッチ会の翌日、福岡に帰る日にホテルで寝坊しちゃって、スーツケースを忘れてしまった話を始めようとしました。
しかし、ここでやんわりと話を遮るあいちー。
実はこの出来事には、聖を始めとしていろんなメンバーが絡んでいるらしく、ネタの面白さを鑑みたあいちーが待ったをかけたそう。
すでに劇場の赤ランプも付いていたそうで、このあたりの処理もうまいなぁと感じました。
後半MCへ。
ハイタッチ会のステージイベントであった罰ゲームの話を始めるざわち。
チームKⅣのメンバーが電気ビリビリを食らったのだけど、梨果ちゃんやここちゃんにはあまり効かなかったそう。
でもその場の空気を読んで、ふたりとも頑張ってリアクションを取ったとのこと。6期生もだいぶバラエティ慣れしてきたってことだな。
そんな、ビリビリが効いた効いてないというの話の中で、話に乗れずに置いてけぼりをくらっている陽彩。
よく見ると、後半MCのメンバーではチームHは陽彩だけでした。
そんなチームHは変な人が多いと指摘するはあち。
今日も渋井ちゃんがしきりに「刺激が欲しいな~」と言っていたそう。何でか知らんけど、そんなところも可愛すぎるんだよな。
陽彩がYouTubeで配信しているラジオにお便りを送ったというざわちは、実名で送ればメンバー特権で採用間違い無しなのに、中身で勝負したいからとオリジナルのラジオネームでお便りを送ったそうです。
そのラジオネームは「お粥にハマって抜け出せないJK」という、ざわちらしいと言えばざわちらしいセンス。
しかしそんな渾身のお便りは、選別するスタッフには刺さらなかったようで、残念ながら不採用。
陽彩が「出直してください」とざわちをバッサリ切ったところで終わりました。
アンコールへ。
「水夫は嵐に夢を見る」でも、やっぱりここちゃんはすごい。
動くところと止まるところがビシッと決まる、メリハリのあるダンスで、身体は小さいのに大きく見えて迫力がある。
思わず「すげぇ」と声が漏れました。
そして麻莉愛ちゃんの曲振りからの「白いシャツ」で公演は無事に終演しました。
残すところあと数回となった「パジャマドライブ」公演ですが、個人的には次に入るパジャドラが最後になる予定です。
今回の反動で、おそらく座席は後ろの方に飛ばされる気がするので、次こそは初っ端から全力で叫んでいこうな。