エサやり禁止条例とされる条例の余波(前回の続き) | 大阪ねことこ

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猫を拾ったり里子に出したりしています。
増えないように、野良ちゃんは不妊手術だよ。

前回の話

地元での、エサやりでのトラブルについての続報


このポスターはどういうことか、管轄の建設局に行って聞いてきました。


回答は
「禁止とは書いてない」
「3月にエサやりについての新しい条例が始まるので、始まったら入れ替えるのでそれまでは貼る」
でした。



このポスターを貼った理由は、地域の連合町会長からの要望がありエサやり禁止と周辺全域に貼ってくれと言われたのだそうです。
猫だけでなくハトなどの野生動物にもエサをばらまく行為が多くて周辺住人からの苦情が多く、要望をだして来たのだそうです。
禁止とは言わずにギリギリの表現をし、要望のあった場所のあたりだけ数枚貼ったそうです。
町会長が誰とは言えないが、話し合いをしてきてはと言われました。
話し合いする相手がわからないのに話し合いをしろとはおかしいですね。(調べようと思ったら調べれますが)


そして、エサやりさんや子供が猫にエサをあげているところに「次は罰金刑だ」と言ったり、数十分ネチネチ説教したということも、当該地域の担当職員に聞いてみたが、やったという職員は見つからなかったとのこと。

職員が巡回するための黄色の車両から降りてきて、職員さんと同じ水色の服で建設局と名乗ったそうで、職員ではないというならニセ職員がいたのなら大問題と思うのですが、捜査することもなさそう。
エサやりさんたちの証言だけなので証拠能力がないようです。



私はこのエリア含むこのサイクリングロードから去年68匹保護し、TNRもしてます。
つまり、68匹をあの道路からいなくし、他の猫から増えにくくなる活動をしてます。

私自身はエサやりをせず、エサやりさんたちの中でTNRに協力できる人に捕獲させ、搬送して手術し、保護できる子は保護してます。エサやりさんに頼まれた子も保護したりしてます。
中にはまちねこ制度で自分でTNRしてるエサやりさんもいます。もちろんエサ放置はしませんし、フンの掃除もしたりしてます。




保護するにはエサを使う罠を使います。
しかし、保護活動してるとエサやりは禁止だと言って捕獲中に危害を加えてくる人はそれなりにいます。


私が同行しているときは、エサやり禁止という法律はないことなどを説明できるけどエサやりさんたちはわかっていません。
まちねこ制度をしてる人は、区役所に許可を得る時に手術して終わりでなく、エサやり掃除をして最後まで管理することを約束しています。



エサやりに反対して危害を加えてくる人は、本気でエサやりは法律で禁止されてると思い込んでいます。だから、いきなり暴力ふるったりされることもあります。
捕獲同行中に、エサを蹴って怒鳴ってくる人もいました。こちらは女性ばかりなので、暴力で言うことを聞かせてれると思ってる男性は多いです。
すでに怒ってる人には理屈が理解できない人も多い。
「猫をいなくする活動」の邪魔です。
TNRをやめれば、ここの猫が減ったとしても近隣から猫が流入して繁殖します。
かつて別の区のとある団地でTNRし、最後の3匹がいなくなったら20匹流入してきました。
活動者をエリアから叩き出せば猫が増えます。



私は猫が可哀想だから路上の猫を減らしたい。
猫がいなくなってほしいのなら、邪魔する理由がないはずなのに。そんなに猫が増えてほしいのか。


役所はちゃんと説明し、苦情言われたからとギリギリなポスターを貼って終わらせてはいけないと思う。

勘違いして殴られたら誰が責任とるんでしょう。


妥協点として
市役所で相談した時にこんなポスターがあると見せてもらったこれ。
エサやり迷惑のポスターの半分をこれに変えてもらうことで落としどころとすることにしました。


ホントは全部張り替えてほしい。


何年も愛護センターでの引き出しボランティアをしていて行政に対して信頼を持っていたが、ここまで不誠実と感じる対応されたのは初めてだ。