ポテちゃんのこと | 大阪ねことこ

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猫を拾ったり里子に出したりしています。
増えないように、野良ちゃんは不妊手術だよ。


ポテちゃんはウリエルさんに預けていた男の子です。
保護した時にすでに耳カットでした。
耳カットの子は通常、最初に本当に手術してるか病院で確認したりします。
最近お腹が出て来て、まさか妊娠してないよね?と聞かれて保護から時間経ってて記憶があやふやなので病院でみてもらいました。ないと思うけど、もし耳がケガで手術してないとかあったら信用問題。しかも性別まで間違うなんて、多分ないはず


診てもらって、やはり去勢オス。
じゃあお腹はどうしたのかと調べると腹膜がないことがわかりました。

通常、お腹の皮膚の下には腹膜という膜があってその奥に内蔵などが入ってます。
たまにあるのが腹膜に穴があいてしまってる臍ヘルニア。

過去見た中で一番大きなヘルニアの子。
腹壁の穴から内臓がぽっこり出てしまって、詰まったりすることがあるので、不妊手術ついでに腹壁を縫い合わせたりします。

参考に


ところが、ポテちゃんは縫い合わせるための腹壁がお腹周り全体に無いのです。
だからお腹から内臓がだらっと垂れてきている状態。
最初の病院さんはこんな例を見た見たことなく、二件目の病院はかなーりキャリア長い先生でしたが一匹見たことがあるのみ。
その一匹は、ネットを腹壁のかわりに入れたものの老化で縫い合わせた腹壁が萎縮してはじけたのだそうです。ここまで広範囲に腹膜がないのなら内臓が挟まって詰まることはないけども…どうしたものか


すぐさまに危険ではないんだけど、お腹にダメージあればすごく弱い状態なのでお店に置いておくこともできず、とりあえずは家に帰らせます。
服とかで工夫すればハンディキャップだけど生きていけるかなと思いますが、今は一度連れ帰って様子見しています。

様子を確認してからまた譲渡で募集するとは思いますが、一旦養生させることにします。