3月頃にアップした内容のリメイク版です。
特別支援学校高等部の現役の頃、
よく親御さんや、中学校支援級の先生から、
「どうやって障害について、説明したらよいか」
わからないという相談をよく受けていました
たまたま進路のベテランの教員がクラスのHRにきて、
行った説明は一番良かったので、それ以降
自分のやり方も加味して行いました
〇(授業スタート)
人っていろいろな特徴ががあるよね。今から、
苦手なことを書きだすから、どれにあてはまるか考えてみてね
・こだわりが強い (自閉)
・人とのコニュニケーションが苦手 (自閉)
・好きなことに目がいく (ADHD衝動性、知的)
・学習のここが苦手 (LD、知的)
・じっと座っているのが苦手
体を動かすのが好き (多動、ADHD)
・気が散る (ADHD注意欠陥、知的)
※これを読んでいただいている方も、どれかあてはまりませんか?
私は、こだわりですね。はまりやすいです(苦笑)
それとじっとしているのはあまり、、、体を動かすのが快感です
というように、健常の方でも、苦手はありますよね。
特に学習面の苦手をもっているのは普通でしょう。
(授業の続き)
「この中に、あてはまるのは何かな。」
口々にあれだ、これだという。
「先生もあるよ。こだわりがある、じっとしているのが苦手。
この学校の生徒だけでなく、大人や子供だれもがもっている」
「みんながもっているけど、
学習が苦手とか、こだわりがあるとか
その傾向が強いことを障害というんだよ」
健常の人と区別するのではなく、傾向の度合いとして
教えます。生徒は、そうかという顔です。
そして、次の優れた点を一人一人に伝えていくことは、とても大切です
「苦手な部分はあるけど、みんなはダイヤモンドを
持っている。(本心です)
「○○さん、指示にすぐ動ける、体を使う仕事が得意」
(多動、ADHD)
「○○さん、計算得意、ワード、エクセルの正確性がすごい」
(自閉)
「○○さん、人とのかかわりがうまい。いつも笑顔で朗らか」
(知的)
必ず、優れている点を評価していきます。
※障害をもっている生徒には、とても優れた点があり
時に健常の方よりも優れています
(実はあまり健常、障害という区別の言葉は好きでは
ないのですが、、、意味が通じないので)
障害名はそのあと説明してもよいですし、
個別でも。
子供自身が「コミュニケーションが苦手」と自己分析したら、
その傾向が強い場合は、自閉症というんだよ
というように理解させていきます。
ご家庭でも、子供と対話しながら、教えていってください。
お読みいただき、ありがとうございました。