学校の指導法 その4 学校版タイムアウト法 | hkhk123のブログ

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知的の特別支援学校に勤めていました。高等部が長く、進路に関わってきました。お役に立てるような経験をお話していけたらなと思っています。

 

タイムアウト法、かなり知られている方法ですよね。

 ・子どもにタイムアウトを告げて、理由を話す

 ・タイムアウトの場所まで連れて行く

 ・開始を告げる 短時間行う

 ・タイマーとか、時間になったら、戻す。

こんな感じかなと思います。

 

 

今回は「学校版 タイムアウト法」

 
学校ではタイムアウト法とは、特に言いません。
経験、伝承され一部使っているという感じです。
私がとても印象に残った昔のケースをご紹介いたします。
 
 
 
〇学校 高等部 軽度グループ プール授業
     おしゃべりをやめない
    体育開始 着替え後の集合、説明でおしゃべりしているA君口笛
    ↓
    準備体操 A君おしゃべりしている口笛
         体育教員 軽い注意にやっとおしゃべりやめる
         ※私も近くにいたのですが、見ていてイライラしました。
    ↓
    入水  A君またまたおしゃべり始める口笛
        と、その瞬間、体育教員が
        「プールサイドにでなさい」普段の声でびっくり
        ごく自然に彼をプールサイドにあげる・・タイムアウト
    ↓
    プールサイド A君ビックリして座っていました。
           そして、みんなのプールの様子を見ているショボーン
    ↓
    3分くらいで 体育教員が「プールに入りなさい」と指示
    ↓
    プール A君入水、・・・・・・・・・・・・・・タイムイン
        その後、A君はしゃべらずに普通に水泳を行うニコニコ
 
    お見事飛び出すハート 
        だいぶ前のできごとですが、今もはっきり印象にのこっています。
 
 
 
 〇振り返りましょう。何が良かったか?
          
   ・普通の声で話す これにより、プールに戻ってからもすぐに活動できた
   ・タイムアウトのタイミングが、A君が一番泳ぎたい瞬間
    であったこと。これにより、
   彼の中で、「まずかったな」という気持ちが強めに生まれた
    はずです。
     ↓
    今度はしゃべらずに、参加しよう自ら、決めたスター
     のではないかと思います。
     ↓
     それ以降のプールの時間も、おしゃべりしないというルール
    を守って参加していました。
 
 
 〇 いかがですか。
    もし、強めの注意で従った場合は、外部からの抑止ですから、
    効果が一定時間で消えると思います。
    自分で決めるルールこれが大切なのだと思います。
 
    背景として、
    ・普段の教員とA君の関係性が良好なこと・・・反発がない
    ・やりたいという意欲があるので・・・・・・タイムアウトが効く
    があったから効果があったのだと思います。
   
 
   その内に、
   自分で考える授業についてもご紹介いたします。  
   お読みいただき、ありがとうございました。
 
   次回は、「学校の指導法 フォロー法」です。