タイムアウト法、かなり知られている方法ですよね。
・子どもにタイムアウトを告げて、理由を話す
・タイムアウトの場所まで連れて行く
・開始を告げる 短時間行う
・タイマーとか、時間になったら、戻す。
こんな感じかなと思います。
今回は「学校版 タイムアウト法」
学校ではタイムアウト法とは、特に言いません。
経験、伝承され一部使っているという感じです。
私がとても印象に残った昔のケースをご紹介いたします。
〇学校 高等部 軽度グループ プール授業
おしゃべりをやめない
体育開始 着替え後の集合、説明でおしゃべりしているA君
↓
準備体操 A君おしゃべりしている
体育教員 軽い注意にやっとおしゃべりやめる
※私も近くにいたのですが、見ていてイライラしました。
↓
入水 A君またまたおしゃべり始める
と、その瞬間、体育教員が
「プールサイドにでなさい」(普段の声で)
ごく自然に彼をプールサイドにあげる・・タイムアウト
↓
プールサイド A君ビックリして座っていました。
そして、みんなのプールの様子を見ている
↓
3分くらいで 体育教員が「プールに入りなさい」と指示
↓
プール A君入水、・・・・・・・・・・・・・・タイムイン
その後、A君はしゃべらずに普通に水泳を行う
お見事
だいぶ前のできごとですが、今もはっきり印象にのこっています。
〇振り返りましょう。何が良かったか?
・普通の声で話す これにより、プールに戻ってからもすぐに活動できた
・タイムアウトのタイミングが、A君が一番泳ぎたい瞬間
であったこと。これにより、
彼の中で、「まずかったな」という気持ちが強めに生まれた
はずです。
↓
「今度はしゃべらずに、参加しよう」自ら、決めた
のではないかと思います。
↓
それ以降のプールの時間も、おしゃべりしないというルール
を守って参加していました。
〇 いかがですか。
もし、強めの注意で従った場合は、外部からの抑止ですから、
効果が一定時間で消えると思います。
自分で決めるルールこれが大切なのだと思います。
背景として、
・普段の教員とA君の関係性が良好なこと・・・反発がない
・やりたいという意欲があるので・・・・・・タイムアウトが効く
があったから効果があったのだと思います。
その内に、
自分で考える授業についてもご紹介いたします。
お読みいただき、ありがとうございました。
次回は、「学校の指導法 フォロー法」です。