真実の世界はいつも優しい
亀井 弘喜の形而上学コーチング
玄関の靴を揃えるべきかどうか
あるところに夫婦がいました。
この夫婦は小さなことで喧嘩を繰り返していました。
旦那さんは、妻が玄関の靴を揃えないことが気になります。
そしていちいち注意するようになりました。
妻は注意されるたびに嫌な気持ちになりました。
反抗心からますます靴を揃えないようになりました。
靴を揃えない妻。
靴を揃えないことにイライラする夫。
そこへ神様が現れました。
神様はそれぞれにインタビューをします。
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夫：「神様、うちの妻が何回言っても玄関の靴を揃えないんです。」
神様：「どうしてあなたはそんなに玄関の靴を揃えないことを注意し続けるんですか？」
夫：「え？それは...ずっと玄関の靴を揃えてくれないままだと、妻のことを嫌いになってしまうかもしれないからです。」
神様：「ということは、あなたは妻のことを嫌いになってしまうことを怖れているんですね。」
夫：「はい、そうです。」
神様：「ということは、あなたはそれだけ妻のことを愛しているんですね。」
夫：「はい、そうです。神様、私はどうしたらいいのでしょう？」
神様：「"どれだけ玄関の靴を揃えなくても、あなたのことを愛してる"と伝えてみてください。」
ーーーーー
妻：「神様、うちの夫が玄関の靴を揃えろってうるさいんです。」
神様：「どうしてあなたはそんなに玄関の靴を揃えることを注意されることを嫌がるんですか？」
妻：「え？それは...ずっと玄関の靴を揃えることを注意され続けると、夫のことを嫌いになってしまうかもしれないからです。」
神様：「ということは、あなたは夫のことを嫌いになってしまうことを怖れているんですね。」
妻：「はい、そうです。」
神様：「ということは、あなたはそれだけ夫のことを愛しているんですね。」
妻：「はい、そうです。神様、私はどうしたらいいのでしょう？」
神様：「"どれだけ玄関の靴を揃えるよう注意されても、あなたのことを愛してる"と伝えてみてください。」
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後日。夫と妻は、神様のアドバイス通りのメッセージを伝え合いました。
夫：「どれだけ玄関の靴を揃えなくても、君のことを愛してるよ」
妻：「どれだけ玄関の靴を揃えるよう注意されても、あなたのことを愛してるわ」
二人はハグをして、お互いにしてしまった意地悪を謝りました。
こうして、「玄関の靴を揃えるかどうか」という出来事は、お互いの愛に気づき、お互いの愛を深めるきっかけとなったのでした。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
今日も素敵な１日をお過ごしください。
亀井 弘喜
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