「どうしてこの世界から暴力はなくならないのでしょうか。
私たちの暴力。
私の中にある暴力。」
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先日行ったコンサートでMCの方がお話ししてくれた言葉。
「私の中にある暴力。」
とても自然な形でそうおっしゃったのが印象的でした。
どこまでが「私たちの中」にあって、
どこからが「私たちの外」なのか。
僕たちには本当のことはわかりません。
「私の一部として統合する」というアプローチと
「健全な境界線を引く」というアプローチ。
どっちも役立つ局面があります。
他人を毛嫌いしたり拒絶しすぎる人は、
統合のアプローチが
他人に共感し過ぎてむしろ
同調とか同情とか助けたくなっちゃってる人は
境界線のアプローチが必要なのでしょう。
僕はと言えばどっちも必要です。
原因100%自分説になり過ぎて苦しくなることもあれば
境界線を引きすぎて冷たくなったりハートが閉じてしまうことがあるからです。
理解できない他者は
私の一部であるけれど(統合)
私ではない(境界線)。
禅問答のようなこの世界、本当によくできてるなって思います。