「遅刻は許せない」と「遅刻してすみません」の共通点 | ライフコーチかめちゃんのブログ

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霧島と沖縄と代官山で3拠点生活しながらセミナー講師しています。2021年までは鹿児島でヨガスタジオを経営してました。2022年セミナー講師業で5億円を売り上げました。セミナーの様子をYouTubeで配信しています。

(2016年3月3日発行のメルマガより)

こんにちは。
亀井弘喜です。

 
昨日の続きを書こうと思いましたが、
今日は、"謝る"フレーズについて書いていきます。

※お金が「今ない」場合の
とらえ直しはまた後日に書きますね。


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ライフコーチングレッスン:本日のテーマ

<謝る相手>



あなたは最近、誰かに謝りましたか?

 
「ごめんなさい」

 
というフレーズは

「ありがとう」や
「愛してる」と同じような

美しい波動だと聞いたことがあります。

 
「すみません」の波動よりも

「ごめんなさい」や
「ゆるしてください」の方が

相手が受け取りやすいような感じもします。

 
いずれにしても

「すみません」

「ごめんなさい」

という"謝る"フレーズについて

今日は書いていきます。



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「自分の本当の望みを知り、
 それが実現する」

奇跡のライフコーチングとは

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僕はいつも、この

「すみません」という

フレーズを多用する人に意識的に言います。



「僕は全く怒ってないし、

 不愉快にもなってないですよ。」




よくある場面としては、

僕が開催しているセミナーや

ワークショップがあります。



遅刻して来た人は例外なく

「すみません」から始まり

しばらくは気まずそうにしています。



こういうとき僕はいつも

不思議に思います。



「遅れてすみません。」



という言葉。



講師が怒っていたり

ルールとして遅刻厳禁な会合なら

確かに「すみません」が符号が合います。



でも講師が怒っていないし、

遅刻を罰するような規則もないとき

「すみません」と言われると

その謝罪は誰に向かって発せられたのか

わからず



受け取り手がいないため

"宙に浮いた"言葉になるのです。



「ほかの参加者の方に

 ご迷惑をおかけしたので」



そう言う人もいました。



でもその場にいるほかの参加者に

「迷惑だと少しでも感じた人いますか?」

と確認をすると



手を挙げる人というのは

いないのです。



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ではこのとき一体

遅れてきた人(Aさんとします)は

誰に何を謝っているのでしょうか。



これはほとんどの場合

「過去の似たような場面で」

「怒ってきた誰か」



を創り出し、

その相手に向かって

謝っているのです。



心理学の用語でいう

「投影」(プロジェクション)と

いうものです。



もっとも投影をしやすいのは

親です。



時間を守ることを

とても厳しく言った親のもとで

育つと



時間を破ることが

「ダメなこと」となり



「親に怒られるよりも

 先に謝っておく」



「怒った親に嫌われないように

 謝る」



というような

行動に出るのです。



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反対の立場に立っても

同じことが言えます。



「遅刻するとは何事だ!」



とか



「周りに迷惑を

 かけたんだから謝れ!」



と言うような人も

同じように



親か誰かから

過去そう教わり



「遅刻をしてはいけない」



「遅刻をすると周りに

 迷惑をかける」



「周りに迷惑を

 かけるのはダメなことだ」




というような

信念体系から

他人にそう言うのです。



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もちろん僕自身も

人間ですから

投影をしまくって生きています。



これをするべきだ、

とか



これをしちゃいけない、

とか



すぐに出てきては、

気づいて手放すのです。



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気づいては手放し、

を繰り返していくと



ほとんどの人間の

行為に対して



「善悪」のジャッジは

消えていきます。



他人が何をしていても

そっとしておけるように

なるのです。



ただそれでも、

自分が行為を受ける側の

ときはまた別な話です。



例えば遅刻の例で言えば、



「遅刻が悪いことかどうかは

 わからない」



という立場に立ったうえで、



「自分は時間を守った方が

 気分がいいから時間を守る」



という選択は可能だし、



「遅刻が悪いことかどうかは

 わからない」



けど



「できれば自分との

 待ち合わせは時間を

 守って欲しい」



という要望を持つことも

自由なのです。



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巡り巡って、

「遅刻なんてけしからん!」



という立場をとる人と

似たような状況に

なってきます(笑)。



でもお気づきでしょうか。



投影の輪の中にいて

無自覚に



「遅刻なんてけしからん!

 謝れ!」



と言っている人と



投影に気づいて

善悪ジャッジを手放して



「できれば時間を守ってくれると

 私は大切にされた気がして

 嬉しいです。」



と言う人のエネルギーの

違いを。



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この世界に

良いことも悪いこともない。



でも、

して欲しいことや

したいことはある。



されたくないことや

したくないことはある。



僕は遅刻はしたくないし、

されたくもない。



約束を破りたくはないし

破られたくもない。



もちろん

暴力も振るいたくないし

振るわれたくもない。



争いを仕掛けたくもないし

仕掛けられたくもない。



「善悪を手放す」ことと



「自分の要望をしっかり

 相手や周囲に伝える」こと。



この両立が

充実した人生のカギだと

思うのです。



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いかがだったでしょうか。



昨日、とある広告会社の

営業マンとの初顔合わせで



その営業マンが

遅刻してきたとき



僕の中に生じた

投影による怒りと悲しみ。



それがきっかけで

書いてみました。



今日も素晴らしい一日を

お過ごしください。



Om Shanti Shanti Shanti

Om Peace Peace Peace



HIROKI





(2016年3月3日発行のメルマガより)