亀井弘喜です。
鹿児島は台風っぽい天気が続いていて昨夜は大雨、昼は晴天、今は大雨です。
メルマガでは初めてのご報告になるかと思うのですが4女が先日無事に生まれました。
facebookで報告した際には本当にたくさんの方から祝福を受けました。
重ねてこの場でも感謝申し上げます。
奇跡は本当に起きるんだとこの体験で実感しました。
7/25(金)に生まれてから10日が経過したわけですが僕の中では、誕生に関しての何とも言えない感動の余韻が続いています。
今のこの感謝一杯の心持ちのまま、メルマガを綴ろうと思います。
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亀井弘喜のメルマガコーチング
~人生の答えは
すべて読者の中にある~
vol.99
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先日、facebookに投稿した赤ちゃん誕生のときの一コマです。
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赤ちゃんが生まれてから、何だかフワフワした毎日を過ごしています。
赤ちゃんの存在を目の当たりしたときから、現実の感覚がまた一段階変わった感じです。
その体験のプロセスは、言葉になる部分と
ならない部分があるのですが、言葉になる部分は忘れないうちに残しておこうと思いました。
奥さんの緊急帝王切開が決まったのが金曜日の15:00頃。
帝王切開だと、
「全身麻酔で意識をなくしているうちに出産し赤ちゃんが亡くなる」
というリスクがあったため、奥さんは帝王切開をとても嫌がっていたのです。
ショックで泣いて電話してくる奥さん。
病院に駆けつけた僕。
ドラマのような分娩室で、泣いている奥さんと、帝王切開の説明や同意書のサインを淡々と求める若い男性主治医。
救いを求めるように僕を見る奥さん。
「たしなめてください」と言わんばかりの主治医。
僕は黙って、出来事を受け入れていました。
諦めて、同意書にサインする奥さん。
主治医は部屋から出ていきました。
僕はかける言葉がなくて、何となく、家の固定電話に電話しました。
わが家では、固定電話はもはや長女の優花ちゃん(6歳)のケータイと化していて(笑)、いつも優花が出るのです。
以下、そのときのやりとりです。
優花:「もしもし」
僕:「ゆうか、パパだよ。」
優花:「(嬉しそうに)どうしたの?」
僕:「赤ちゃん、今から生まれるんだよ。」
優花:「(嬉しそうに)えええええ!!!!」
僕:「でもね、ママのお腹を切って生まれてくるんだって。だからママを応援してあげて。」
優花:「そうなんだね。(そこにはあまり触れずに)じゃあ、今日は赤ちゃんの誕生日ってこと??」
そのとき、僕は初めて気づきました。
今日が赤ちゃんの誕生日なんだと。
そして瞬間、恐怖に襲われました。
誕生日だけど、そもそも誕生しないリスクもたくさんある。
(事前の説明では無事に生まれるかどうかも半々、と言われていました)
誕生したとしても、すぐに死んでしまうリスクもたくさんある。
(事前の説明では、生まれたとしても呼吸できるかはわからない、と言われていました)
誕生日でもあるけど、命日にもなるかもしれない。
そう思ったら、一瞬のうちに恐怖にとらわれたのです。
そこから抜けられたのは、ゆうかの一言でした。
優花:「じゃあ、今日は赤ちゃんの誕生日ってこと??」
僕:「(恐怖にとらわれつつ)うん、そういうことになるかな。(と元気をなくす)」
優花:「じゃあ、来年の今日は家族みんなで赤ちゃんの誕生日をお祝いしなきゃね!」
僕:「!!!」
僕が見ていた世界。
それは、赤ちゃんの誕生日が命日になる恐怖の世界。
優花が見ていた世界。
それは、赤ちゃんの誕生日が誕生日であり続ける健全な世界。
優花の心配のエネルギー0の電話越しの声で、僕は恐怖の世界を抜けられたのです。
そこからは、だいじょうぶでした。
だいじょうぶなことがわかったのでした。
誕生日を来年も祝おう。
そう思ったのでした。
そして30分後、すやすやと自力で呼吸している赤ちゃんと対面したのです。
今日は生まれて3日目の朝です。
赤ちゃんは今日も元気に呼吸をしています。
骨の障がいについて、詳しい検査の結果はまだ出ません。
赤ちゃんの折れ曲がった短い足を見る度に、「歩くことはできないかな」って思う自分がいます。
赤ちゃんの短い腕を見る度に、「手も自由に使えないのかな」って思う自分がいます。
でももうわからないことを心配するのはやめました。
そして、どんな状態であっても、赤ちゃんを全力で愛そうって思いました。
手足が使える側から見たら、手足が使えないことは障がいと呼ぶのでしょう。
でも僕にとっては、健全な命そのものです。
美しい命そのものです。
彼女のことを思う度に涙が止まらないのです。
生きているってことがどれだけ素晴らしいことなのか。
そのことを教えてくれたのが、今回の体験なのです。
ありがとう。
愛しています。
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(メルマガの本文に戻ります)
この出来事は、まだまだ続きがありました。
昨日のことです。
お医者さんから説明がありました。
病名のこと、原因のこと、これからの治療のこと。
僕は、そういうことに不思議とあまり興味が沸きませんでした。
それよりもいつになったら家族一緒にいられるのか知りたかったのです。
赤ちゃんはNICUという治療室にいて、そこはパパとママしか入れないのです。
上の3人のお姉ちゃんたちに早く会わせてあげたい。
そう思った僕は先生に告げていました。
僕:「いつになったら家に連れて帰れるんですか?」
先生:「それは経過を見てから...」
僕:「病院に預けるというのは、僕らの意思の前に、赤ちゃんに最高水準の医療を受けさせないと人権侵害になると産科の先生に言われたからなんです。
本当を言えば、家で育てたいんです。
病院と争うつもりはありません。
責任を押し付けたりするつもりも全くありません。
むしろ逆です。
先生たちにも看護師さんたちにも心から感謝しています。
でも今のこの状況は不自然に感じます。
先生は、病気を治すことが目的だとおっしゃいました。
僕はそうは思いません。
目的は生きることそのものです。
それを今、赤ちゃんは果たしてくれているのです。
治るかどうかなんて先生含めて誰にもわからないんだってここまでのプロセスで気づきました。
どうか家族一緒にいさせてください。
一瞬でもいいから家族一緒にいさせてください。」
静まり返る病院の面談室。
僕と同い年くらいの若い女の先生は、涙ぐんでいました。
最初は医者としての論理で説得しようとしてきた先生。
最後、僕の魂の叫びとでも言えるような声を聴いて涙ぐんでいました。
そして先生の上司や院長含めて相談すると言ってくれたのでした。
人生は奇跡と、絶望の繰り返しのようにも思えます。
奇跡的に健全に生まれてきたと思ったら病院の中をたらい回しにされ家族には一目も会えない。
いつ会えるのかもわからない。
病名ははっきりさせることはできる。
でも治療法はわからない。
原因もわからない。
わからないことだらけです。
先生が言うには、障がいを持って生まれた赤ちゃんのほとんどの親は、
「わからないこと」
を嫌がるそうです。
検査を希望するし、治療を希望するそうです。
僕も赤ちゃんが治ることは望んでいます。
でもそれは執着と紙一重です。
わからないことにフォーカスしていたら人生はわからなくなります。
わかることにフォーカスして生きたい。
わかることは今一緒に生きているということ。
わかることは僕は赤ちゃんを家に連れて帰ってきたいということ。
この望みが叶うのかどうかわかりません。
病院の判断がどうなるのかもわかりません。
でもわかっていることはもう一つあります。
世界は、僕の意識の反映だということです。
僕は自由です。
赤ちゃんも自由です。
お医者さんも、病院も、本当はみんな愛でできています。
優しい人たちばかりです。
家族みんなで、家で一緒に過ごしたい。
こんなに強く想ったことは人生でありません。
来年1月には、木だけでできた新しい家が鹿児島に立ちます。
住んでるだけで癒されるような素晴らしい家です。
その家を買うことを決めたのは赤ちゃんが生まれる前のこと。
でも今となっては、その赤ちゃんを迎え入れるための家かのようにも思えてくるから不思議です。
すべてはうまくいきます。
最後まで読んでくれてありがとう。
あなたの人生も、すべてはうまくいきます。
亀井弘喜
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