【持っていけるものと、持っていけないもの】 | ライフコーチかめちゃんのブログ

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霧島と沖縄と代官山で3拠点生活しながらセミナー講師しています。2021年までは鹿児島でヨガスタジオを経営してました。2022年セミナー講師業で5億円を売り上げました。セミナーの様子をYouTubeで配信しています。

【持っていけるものと、持っていけないもの】

人は死んだらどうなるのでしょうか?
僕はよくわかりませんが、
ひとつだけ僕が体験したお話を。


僕の母は2年前、2010年6月30日に亡くなりました。
脳腫瘍という脳のがんで発覚から2か月で亡くなりました。


葬儀当日、母の死をまだまだ受け入れられない僕は、
ほぼ無意識に、「自分の部屋を片付けなきゃ」と
思って、実家のクローゼットを10年ぶりに開きました。


高校時代や大学時代の僕の服が入ってると
思ってて、それを捨てようと思っていました。


クローゼットを開けると、
僕の洋服はひとつもありませんでした。


そこに入っていたのは溢れんばかりの
母のブランドものの服・バッグ・靴でした。


20年前、父が祖父の会社を継いでから、
わが家は急に羽振りがよくなりました。


父や母の着る服が急に変わり、
食卓の内容も急に変わり、
車も急に変わりました。


それと同時に、家族の絆に少しずつ
ほころびがうまれていきました。


父は母の葬儀の前日、

「お母さんは幸せだったよな。
 何不自由なく、食べたいものを食べ、
 着たいものを着て、
 やりたいことをやったわけだし。」

自分に言い聞かせるように
言っていました。


僕は、確かに母は幸せだったと思うけど
そこじゃないような気がしました。
じゃあどこなのか当時はわからなかったけど。
(今はわかります。その話はまた別の機会に)

その違和感を抱えたまま、
僕の部屋のクローゼットを開けました。


ブランドものの「モノ」が溢れかえった
光景を見て僕は言葉を失いました。


ふと母からこんな声が聞こえた
ような気がしました。


「弘喜、死んだらね、持っていけるものと
 持っていけないものがあるのよ。

 弘喜はどっちを大切にして人生を
 生きている?」


当時の僕は、一生懸命頑張って
お金を稼ごうとか、
出世をしようとか、
仕事を成功させようとか、
大学院で学ぼうとしていました。


家族のことなど顧みず、
自分の人生の幸せがそこにあると
信じて突き進んでいました。


でもこの出来事で少し気づいたのです。


追い求めていたものは、
死んだら持っていけないものだったって。


「亀井さんは、いつから今のように
 なったんですか?」


鹿児島で知り合った友達から
よく聴かれる質問です。


ターニングポイントは
いくつもあったけど、
大きかったのはこのクローゼットの
出来事でした。


今でも、何か迷ったときは、
自問します。


「死んだとき
 持っていけるだろうか?」


きっとこのブログで
投稿し続けて、大切なことを
伝えようとしたことは、
持っていくと思います。


そう思ったら、こういう風に
友達に伝えたい大切なことを
お手軽に伝えられるアメブロにも
感謝の気持ちが湧いてきました。


アメブロ自体は持っていけないだろうけど
この体験・感覚は持っていきます。


もちろん、みなさんとのつながりも。


みなさんが今進んでいる先にあるもの、
それは死んだらもっていけますか?


$鹿児島の就活アドバイザー亀井弘喜の就活講座 ~就活の答えはすべて自分の中にある~-20121030