就活で、誰かに怒りを抱えたときの対処方法 | ライフコーチかめちゃんのブログ

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霧島と沖縄と代官山で3拠点生活しながらセミナー講師しています。2021年までは鹿児島でヨガスタジオを経営してました。2022年セミナー講師業で5億円を売り上げました。セミナーの様子をYouTubeで配信しています。

※当記事は、不定期配信のメルマガ「がんばらないで大好きな会社から内定をもらう方法」より転載しています。メルマガに興味のある方はこちらからお申し込みください!
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こんにちは!亀井弘喜です。


昨日からまた東京に出てきました。
昨日東京に来た目的はとあるメンタルセラピストの方のセミナーに出席するため。


そのセミナーのテーマは、「感情」。
とくにその中でも「怒り」でした。


なぜ怒りの感情が生まれるのか?
それに対してどう対処すればいいのか?


というとても興味深いテーマだったので、思い切って東京に来てセミナー受けることにしたのです。
参加費1万円、そして航空券代や宿泊費などを考えたらかなりの出費。


でもやっぱりそれだけの価値がありました。
僕がこのセミナーに参加した理由、そして気づいたこと、行動を決めて昨日からやり始めたことは↓で。


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■今日の就活レッスン


「就活中、あなたは誰にどんな怒りを覚えましたか?」


こう聴かれたらあなたは何と答えますか?


色んなパターンがあるでしょう。


◆圧迫的な面接をしてきた面接官。

◆内定を自慢してきた友達。

◆焦らせる親。

◆満員電車でとなりあったうるさいサラリーマン。

◆面接会場でこっちの集中を欠くような行動を取る就活生。

◆そもそもこんな就活文化を作った社会。

◆役に立たないキャリアセンター。

◆こんな程度の就活生に育ってしまった自分自身。


などなど。


「え?そんな怒りなんて誰にも覚えてないですよ」


という人は、恐らく既に内定を取っているのではないでしょうか。
上記の怒りが大きければ(多ければ)大きいほど(多いほど)、就活はうまくいきにくい。


そしてそれは、恋愛や仕事でも実は同じなのです。


話を戻します。


僕の場合は、就活中に抱いてきた怒りの矛先は「親」でした。
大きな怒りというよりは、冷戦のような静かで冷たい怒り。


「こんな家、早く出て自立するんだ!」


と常に思っていました。
毎日なんらかの揉め事があったわが家。


「どうして、家族そろって仲良くできないんだ!」


といつもイライラしていたように思います。
(同時にビクビクしていたようにも)


で、その怒りは大人になっても続きます。
今回、「怒り」を扱うセミナーにどうしても出たいと思った理由。


先日の母の三回忌前夜のこと。


62歳の父(経営者)と29歳の新しい母(再婚相手)と僕とで仙台の高級寿司屋さんに行ったのです。
こじんまりとした店内。本当に美味しい寿司の連続。


父も新しい母も上機嫌。
僕もとてもおいしい料理と新しい家族ができたお祝いで楽しく過ごしていました。


でも一瞬でそれは悪夢のような出来事に変わるのです。


店員さんは、店長(板前さん)の他に1名おばちゃんがいるだけ。


そのおばちゃんは、積極的なタイプではなく、いつもお客さんから注文や指示を受けてから動いていました。
食後のお茶を自主的に持って来ず、近くでぼーっと突っ立っているように見えたそのおばちゃん。


父の怒りのスイッチが瞬間作動しました。


「おい!お茶くらい持ってこいよ!」


ものすごい剣幕で急に怒る父。


おばちゃんは、あっけに取られた様子で、「はい?」と聞き返す。


「お前、耳ついてんのか?お茶だって言ってんだろう。早くもってこい!」


慌ててお茶を用意しにいくおばちゃん。
人が人に怯える表情とはまさにこのこと。


「あいつ早く辞めさせろ!なんなんだあいつは。
 ビールだって、こっちから頼むまでもってこないし、
 何の気も利かないじゃないか!どうなってるんだ!」


怒り収まらず店主にも怒鳴る父。
平謝りする店主。


狭い店内には他に男女が1組カウンターに座っていました。
それまで和やかだった雰囲気は一変。


父は怒りに震えてるし、新しい母もどうしていいかわからない様子。
店主もおばちゃんも平謝りで、他のお客さんは、明らかに「関わらないようにしよう」という雰囲気。


僕は、小さい頃から度々体験してきた「この嫌な感じ」を再び思い出しました。


でも、もう怯えるのは嫌だ。
むしろ、父のこの原因不明の怒りを何とかしたい。
僕自身が何とかしたいし、父にもそろそろ穏やかに幸せに生きて欲しい。


そして何より、新しい母にまで、亡き母がしてきたような心労を味わわせたくない。


僕は勇気を出して父に質問してみました。




「お父さんは、おじいちゃんにどんな風に育てられたの?」


父は驚いたような表情をした後、静かに語り始めました。


「暴力だよ。もう基本的には暴力。
 何か気に入らないことがあったらすぐに暴力。
 絶対服従なんだ。自分が正しいって思ったら全く聴かない。

 社員に対してだってそう。
 だから結果的にYesマンしか残らない。
 だから俺はこうはならないぞって決めて、会社作りをしてきたんだ。」


少し涙目になりながら話す父。
父の心は、相当深く傷ついていたことがわかりました。


でも悲しいことに、「こうならないぞ」って決めた祖父と全く同じように
Yesマンしか会社には残らず、
こうしてお茶を機転を利かせて出さないおばちゃんには、
絶対服従の命令を出してしまっているのです。


勇気を出して、人生で初めて父に伝えました。


「俺はさ、昔から、お父さんがこうやって怒るのが本当に怖かった。
 普段は優しいのに、何故かスイッチが入ったときは鬼のように怒る。
 どっちが本当のお父さんかわからなくて、いつも顔色を伺ってたんだよ。」


僕の予想外の発言に困惑する父。
しかし、それはすぐに僕への怒りに変わっていきました。


「じゃあお前何だって言うんだ?
 こんなに高い金払って寿司食べに来て、お茶の1つも出さないで
 文句を言うなっていうのか?

 3000円の回転寿司ならわかる。
 でも3人で5万円も払ってるんだぞ!
 そんな接客すること自体おかしいだろ!」


僕はそれに対しても納得することができず、


「俺はそうは思わないよ。
 接客が仮に満足いかなくたって、
 また来たいお店なら、店員さんに教えてあげたらいい。
 怒らないで教えてあげることだってきると思うんだ。」


ヒートアップする父。


「お前は馬鹿か?
 高い金払ってなぜそんなことしなくちゃならないんだ?
 おかしいだろ。
 お前、頭大丈夫か?」


僕もとうとうヒートアップ。


「そういう風に怒りを向けるならば、俺はもうお父さんとは
 話をしたくないよ。
 今の状態で何を話してもダメそうだから俺はひとりで帰るね。」




気づいたら、父の怒りに巻き込まれ、なぜか僕も父に対して強烈な怒りを抱いていました。



そしてふと湧いた疑問。


「怒りはどこから来るのだろう?」


「怒ってる相手に巻き込まれないようにするためにはどうしたらいいのだろう?」




そんなとき案内が届いた今回の「感情」のセミナー。
テーマは「怒り」でした(笑)。


セミナーの内容は守秘義務もあり詳しくは言えないのですが、、、一つだけ僕が気づいたことを伝えるならば。


怒りは、結局は「高い基準が満たされないこと」によって発生するんだということ。


相手にも自分にも高い基準を常に要求する生き方(父のように)をしていたら。
基本的に思い通りにならないのが世の中です。
年がら年中怒っていなければならないでしょう。


だからまず自分が怒りを抱かないようにするためには、自分の中の基準を下げること。
今手にしているものや出来事を「当たり前」だと思わずに、「感謝」すべきだと捉え直すこと。


そして今、自分や相手がその地点までたどり着いている意欲をねぎらうこと。


今回の僕の例で言うならば、父の怒りに反応してしまったとき、どうしたらよかったのか。


1、父に怒らないで穏やかで生きて欲しいと伝えようとした自分の意欲をねぎらう。
(= 父がそれに納得しなくても、父が変わらなくてもOK)


2、父の、そのお店のサービスをよりよくしようとする意欲、さらに高いサービスを提供する店で、僕や新しい母にいい体験をさせようとした意欲をねぎらう。
(= 結果的に、僕にとっていい体験じゃなくてもOK)


3、父に、そもそも美味しいお寿司をごちそうになったことを感謝する。
(= 今回の出来事があったからといって、感謝を忘れていいわけではない)


という感じです。



要するに「怒らない」という判断・選択はいつでもできるということ。


昨日の講師の先生がおっしゃっていました。



「怒っていい理由なんてどこにもないんだよ」



人が怒るときというのは、自己正当化してしまうみたいです。

冒頭の就活で起きる誰かへの怒り。

その怒りを持っているとき、「自分は正しい」という前提に立っていることが多いのではないでしょうか。
 


就活で望む結果を手にするための一番の近道。

それは就活にまつわる怒りを減らし、円満な就活ライフを送ることかもしれませんね。



もちろん、自分一人でそれをやるのはかなり大変です。
(とくに親との問題などはなおさらです)



興味がある方は、是非個別相談(30分お試し無料)をお申し込みいただけたらと思います。
メルマガでは伝えきれなかった具体的な怒りの沈め方もお伝えさせていただきます(^^)。


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(編集後記)
いかがでしたでしょうか?


先日感動的なエピソードを書いたばかりだった父とのこと。


今日は一転悲しい怒り話でした(笑)。


でもどちらの父も僕にとっては大切な父です。



だから怒りっぽくてもいい。


僕が怒りに影響を受けないような在り方・生き方をしていけばいいんだなと今は穏やかに思えています。



昨日のセミナーの気づきは本当に大きくて、気づきだけではなく、具体的に毎日やる行動も手にしました。


昨日の夜から早速試してみたところ、早くも寝覚めがよくて驚きです。


ビジネスやスポーツで成果を出している人たちが口を揃えていう「心を整える」。



就活生にとっても社会人にとっても重要なことのようですね。


皆さんはどうやって心を整えていますか?


何か実践している行動があったら是非教えてくださいね。


それでは今日も怒りとは無縁の円満な1日をお過ごしください!



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