こんにちは!鹿児島の就活アドバイザー、亀井弘喜です。
サッカーの日本代表は快勝でしたね(^^)。サッカー大好きな僕は、ヨルダン戦をとても興味深く見てました。「試合の流れ」というのは目に見えないけど確実に存在していますね。コーチングも同じだなぁと気づきました。流れがあるんですよね。
さて、ここ連日は、就活生からの相談を受け付けることが増えてきました。
就活生の悩みは本当に様々。Skypeでの個別相談を受けていると僕自身もたくさんのことに気づきます。
先日、こんな相談を受けました。
「A社を応募しているんです。亀井さんに質問なんですけど、そのA社ではどんなことができますか?」
A社というのはとある業界のリーディングカンパ二ー。大企業なのにベンチャー気質があることで有名で、社内ベンチャーとかも結構出ているのです。
僕はふと考えました。
この質問に何て答えたらいいんだろうなぁ?
ちなみにこの質問をしてきた就活生はとても優秀な男性。将来的には起業も視野に入れているというのです。
そして気づいたこと。
そもそも彼は、「その会社でできることが、明確に決まってる」っていう前提で聴いてるのかな?ということ。
もちろん明確に決まってる部分もあります。例えば今やっている事業がありますよね。採用されたらその事業部に配属される可能性が高いわけですから、その仕事をやる。(やれる)
でももう一つの上のレベルというか物の見方を伝えたいなぁって思ったんです。
それは、『「その会社で何ができるか」それを決めるのは、あなた自身だよ』っていうことです。
どういうことか?
僕は、「会社は自分の写し鏡」だという考え方を取り入れています。
つまり、「その会社で何ができるか」という質問は、「自分には何ができるか」ということを聴いているのではないか?
そこで彼に逆に質問しました。
「◆◆くんは、その会社かどうかにかかわらず、何ができる&何がやりたいと思っているの?」
すると彼は自分の問題意識とビジョンを力強く語ってくれました。そのときの彼のエネルギーはとても力強かったのです。その会社で何ができるか聴いてきてるときの彼は少しエネルギーが弱かったのです。
ものごとの考え方にはトップダウンアプローチ、ボトムアップアプローチという2つのアプローチがあります。
トップダウンとは、ひらたく言えば、大枠から詳細をつめていく考え方。
今回のケースだと、「その会社で何ができるのか?」という枠を設定して、その色を塗っていくようなイメージでしょうか。
ボトムアップとは、具体的&詳細なことを積み上げていく考え方。
今回のケースだと、「自分は何がやりたいのか?」ということから、まず小さな一歩を踏み出していくこと。
どっちがいいとか悪いとかいうことではなくて、場面に応じて使い分けたらいい。
ただ就活においてトップダウン的な考え方をしてしまうと、あとあと「前提が違った」(= やりたいと思ってた事業撤退しちゃったとか、営業やりたかったのに経理に配属されちゃったとか)っていう状況になりかねません。
もちろん、それでもベストを尽くすことはできるけど、あまり環境依存にならない方が自分で選べる余地が大きいことは自明のことだと思います。
そしてトップダウンにしてもボトムアップにしても0/100ではないので、「会社軸」で考えて行く部分と「自分軸」で考えて行く部分のちょうどいいところで判断していけば自分が一番輝けるのではないかなぁって思います。
「会社で何ができるか?」にとらわれてたなぁと感じた人は、「自分が何をしたいのか?」を、
「自分が何をしたいか?」にとらわれてたなぁと感じた人は、「結局この会社で何ができるのか?」を取り入れてみることをお勧めします(^^)。
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