バランスを崩すと、人生も就活もうまくいかない 〜 僕の場合:父親の幻影? 〜 | 心理カウンセラーかめちゃんのブログ

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霧島と沖縄と代官山で3拠点生活しながらセミナー講師しています。2021年までは鹿児島でヨガスタジオを経営してました。2022年セミナー講師業で5億円を売り上げました。セミナーの様子をYouTubeで配信しています。

世間では今日からゴールデンウィークのようですね。引っ越し後の手続き・片付け・子どもの保育園でバタバタとしている僕は毎日が休みのようでもあり、毎日が仕事のようでもあり不思議な感覚です。


でもせっかくだから連休は鹿児島近郊の観光地に家族とともに巡ってみます。奥さんの体調次第ですが(^^)。


さて、勝手にシリーズものシリーズでお伝えしてきた今回の出来事。


第一弾はこちら。「本当の望みって何だろう ~その1.優花の望み~」


第二弾はこちら。「本当の望みを伝えよう ~その2.僕の望み~」


第三弾はこちら。「本当の望みって何だろう ~ その3. 本当の望みを伝えれば全てはうまく回り出す ~」



もう一度簡単におさらいしておきますと、、、


4/17 鹿児島へ引っ越す

4/18~19 引っ越し後の搬入・片付けなど

4/20 東京へ移動 (仕事)

4/21 アランコーエンテレセミナー、日中は講演会、夜は懇親会

4/22・23 早朝~翌日深夜まで八ヶ岳合宿

4/24 お昼:友人と会食、午後面談2名、夜:講座3期最終回、懇親会


この24日の講座中に、奥さんから「優花が保育園でいじめられている」とのメールがあり、急遽鹿児島に戻りました。


本来ならば、

4/25 2名と面会、夜:年間契約をいただいている企業様向け講座

4/26 2名と面会、夜は懇親会

4/27 断食初日(なのにもかかわらずヨガ予定)

4/28~5/2 断食合宿@那須塩原

5/3~5/4 東京のホテルに滞在→鹿児島に戻る

という強行軍を自ら企画・予定していたのです。


こうやって客観的に書いてみると、「鹿児島に移住したばかりなのに、何を焦ってこんなに予定を詰め込んでいたのだろう?」と不思議な気持ちになります。


八ヶ岳合宿で友人でもあり参加者でもある方からもらった、今の僕に対するフィードバック:「繊細さが足りない」。


それに加えて2つ目のギフトがそこにはありました。


それは、、、


「家族と一緒にいる」


ということ。


僕は、何故か家族と一緒にいる、ということができません。


何故か、と言えば実は原因はわかっています。


小さい頃から、僕の父親は東芝というエリート企業に勤めていて、残業が多くて、しかも職場から通勤片道1時間30分もかかるところに住んでいたため、起きている時間に帰ってきた記憶があまりない。


おまけに幼少の頃には2年間の海外単身赴任で父親がそばにいなかった記憶もある。


父が東芝を辞めて、祖父の会社を継いで社長になることが決まったのが、僕が中学1年のとき。


そのときを境に、父は仙台で社長業をして、僕・兄・母は神奈川県の平塚で暮らす日々が続きました。


ここでも父親は、「普段いなかった」のです。


そしてたまに帰ってくる父親が、兄や母に対して良く言っていた言葉。


「誰のおかげで飯食えてると思ってるんだ!」


母と離婚騒動があったときに父が言ってた言葉。


「お前が、俺と別れて食っていけるのか?」


これらの一つ一つの言葉や、父がいなかったという記憶。


それによってもたらされた僕の中の美徳。(= 誤解)


「父親は家庭にいないで、働くことが素晴らしい。」


「食ってくためには、家族で団らんとかしていてはダメ。」


「家族を犠牲にして仕事を優先するのが素晴らしい。」



結局、2年前に母を亡くすまで僕の価値観の中で、「家庭」とか「家族」というものの優先順位はずっと低いままだった。


1位に君臨し続けたのは、「仕事」「会社」「出世」「給料」「自由」「快楽」といった価値観。




でも、こうなったのは誰かが悪いわけではない。


父が悪いわけではない。


父だって、小さい頃があったわけで、起業家だった祖父から受け継いだ価値観の中でベストを尽くしたはずだ。


そして祖父が悪いわけではない。


祖父だって、小さい頃があったわけで、代々軍人のお偉いさん家系だった亀井家で受け継いだ価値観の中でベストを尽くしたはずだ。


そして今。


僕が悪いわけでもない。


僕だって、小さい頃があり、その中で理想でもありあこがれだった父の姿を目標にしてベストを尽くし続けてだけだ。


誰も悪くないのに、こうやって、誰かが悲しい思いをしてしまう。


これが神様からの人生のレッスンなのかもしれません。


ちょうど数ヶ月前に読んでいた神田さんのこの本。



成功者の告白 (講談社プラスアルファ文庫)/神田 昌典

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僕の父のストーリーのようでもあり、僕の知っている成功者・経営者のストーリーのようでもあり、僕自身のストーリーのようでもある。


ただし僕は誤解していました。


バランスを欠いたまま、ビジネスで成功すると、家族の中の誰かが犠牲(病気・事故・アクシデント)になる。


そんな学びがこの本の第二章に書かれていました。


第一章は、サラリーマンから独立して、ビジネスで成功をしていくまでのストーリー。


僕は誤解していたのは、独立後、ビジネスで成功したら、家庭のバランスのゆがみが出てくるのだと思っていました。


でも、それはそう思いたかった自分がいるだけ。


つまりビジネスでの成功はまだまだだと自分自身に言い聞かせたい自分がいるだけだった。


本当は自分でも気づいていた。


ビジネスでも、もうすでに成功していたこと。


何を持って成功と言うかは人それぞれだけど、少なくとも僕は、「ありのまま生きる」ことを伝えることをビジネスにする。


そして自分が大切に思う仲間や友人のために、仕事をしてベストを尽くす。


その対価としてサラリーマン時代をはるかに上回る収入を得る。(具体的には年収1,000万円を超えること)


僕自身のバランスを欠いた言動はサラリーマン時代から続いていたため、退社も結局円満ではなくて、副業として始めていたコーチング・セミナー講師業が問題になってしまって、急遽辞めたのでした。


そしてそこから、鹿児島移住を控えつつもビジネスを全力で展開。


結果的に2ヶ月間で、300万以上稼いでいる自分がいたのです。


つまり、自分が望む成功はすでに手にしていたのです。


家庭とのバランスを崩しながら。


迎えた鹿児島移住。


心から欲して移住したはずの鹿児島なのに、2日いただけですぐに東京に戻り2週間も滞在するというスケジュールを組む自分。それはきっと外側の成功を目指して猪突猛進する、これまでのパターンの自分となんら変わらないものだったのでしょう。


このまま突っ走っていたら、きっと長女の保育園でのいじめという程度の出来事ではなくて、自分自身か家族にもっと悲しい出来事が起こっていたのかもしれません。


でも僕にはたくさんの仲間がいました。


直観に従って生きることを教えてくれるメンターもいました。


おかげで僕自身のバランスのゆがみに気づかせてくれました。


考えてみたら、長女の保育園・幼稚園などの進路についてもほとんど奥さんと相談できていませんでした。


「任せるよ。俺はどこでもいいと思ってるから。」


という見かけは、何でも受け入れるスタンスでありながら、結局は家庭のことに一生懸命になっていない自分がいるだけでした。


3月末、つわりがどんどんとひどくなって結果的に奥さんは入院したのですが、それも今思えば自分のバランスが崩れているサインだったのかもしれません。


昨日、保育園の送りに行ったあと、本当に久しぶりに奥さんとじっくり鹿児島のカフェでお茶しながら話しました。


長女の進路のこと、これからの二人のこと、お金のこと、仕事のこと。


奥さんも色んな問題やトラウマを抱えながら、乗り越えようと本当にがんばってくれています。


僕の仕事にもすごく協力してくれて、考えてみると2月独立してから仕事がすごくうまくまわっていたのは、HPの準備とか、会場の手配とか、経理面とか色々奥さんが手伝ってくれていたからでした。


つわりでダウンしてからは、面白いくらい僕の仕事は止まっています。


「夫婦が同じ方向を向いて、ビジネスを進めると、信じられないくらいの成功をおさめるんだよ。」


僕の友人からもらった素敵な言葉です。


一気に書き綴ってきましたが、結局何が言いたいのかよくわからなくなってきました(笑)。


要するに、僕は少し立ち止まります、ということです。


立ち止まって、本当の自分の声を聴いてみよう。


自分に魔法の質問を問いかけよう。


「なんのために」


なんのために年収1,000万も必要なの?


なんのために仕事でそんなに成功することを目指すの?


なんのために家族と一緒にいないの?


なんのために鹿児島に来たの?


なんのために会社を辞めたの?


なんのためにブログを書いてるの?


なんのために就活支援してるの?


なんのためにコーチングしてるの?


なんのために稼いでるの?


なんのために生きているの?



よし、決めた。


本来の目的以外のものは手放そう。


そうしたら恐怖は減っていく。


そして本来の目的に立ち返ろう。


ありのまま生きていこう。


鹿児島に、ちゃんと根を張ろう。