働くことの本当の意味 | 心理カウンセラーかめちゃんのブログ

心理カウンセラーかめちゃんのブログ

霧島と沖縄と代官山で3拠点生活しながらセミナー講師しています。2021年までは鹿児島でヨガスタジオを経営してました。2022年セミナー講師業で5億円を売り上げました。セミナーの様子をYouTubeで配信しています。

今日は今から娘の最後の保育園のお見送りです。3年間、本当にお世話になった大好きな保育園。親の方が感極まって泣きそうです(笑)。


さて、勝手に3部作シリーズの第二弾最終回。


1部はこちら。


2部はこちら。




僕:「働くことってさ、何だと思ってる?時間がないから俺から話してしまうね。


ほとんどの就活生というか、大学生は、「働くこと = 自分の働いた時間の単価」として意識している。『時給いくら』っていう概念でバイトを募集してしまう企業側にも原因があるかもしれないけどね。


どんな考え方も正しい部分があるから、それが間違いということじゃない。


ただ、働くことが自分の時間そのものだってなってしまうと、

1、同じ時間働くならなるべく高い時給がいい

2、同じ時給ならばなるべく楽したい

っていう発想になりがち。


1ならば、自分の時給を上げるための前向きな努力にもつながることもあると思う。ただ2になってしまったとき、働くことへの意欲そのものが減退しがち。


さらに問題なのは、2をずっと続けていると、「そんな自分のことを嫌いになる」っていうこと。


本来働くっていうことは、社会(お客様)に価値を提供すること。


そしてそれは、人間が人間として生まれて来てできる色んなことの中で最も喜びが大きく、嬉しく、尊い行為。


提供する価値には、2種類の源がある。


それは、愛か、怖れか。


愛とは喜びと言い換えてもいい。


Aくんがいまいち楽しめない薬局での接客も、「時間働いてもらってるお金」としてとらえると、同じお金ならば、なぜそんな面倒な丁寧な手渡しとかしなきゃならないのかってなる。


でも受け取るお客さんの側に立ったらどうだろうか。


どんな病気にしろ、病気のときというのは不安なもの。


ひょっとしたら仕事や学校を休んで穴を空けてるかもしれない。


症状がさらに悪くなる恐怖と戦っているかもしれない。


そんなときに、たまたま立ち寄った薬局の店員さんが、笑顔で薬の袋を丁寧に渡してくれたらどんな気持ちになるだろう。


それだけでなく、例えば、「早く良くなってくださいね」とか「どんな症状ですか?」と一言声をかけてくれたら、どんな気持ちになるだろう。


そうやって働く人は、間違いなく薬局での仕事を「愛」とか「喜び」からやっている。


「接客面倒だなぁ」と思いながら働く働き方もあってもいい。


その働き方をしている人は、「怖れ」や「いらだち」からやっていることが多い。もちろん、それすらも本当は愛が形を変えたものだけどね。


ただし、同じ時給900円のバイトでも提供している価値は全然違うものになる。


そして、社会に提供した価値が、自分に帰ってくるのが本来「お金」の役割なんだよ。


だから価値を大きく提供した人が実は給料も収入もよくなるっていうのがこの宇宙の仕組みなんだよ。これは時代も国も関係なく、どんなときでも作用してきた法則と言ってもいい。


目の前の薬局の仕事に愛を持てないというAくんの気持ちもわかる。


辞めたっていい。


でもその前にどんな仕事だって、喜びを味わうことはできるし喜びは潜んでいるものだよ。たった一言、お客さんを「大切な人」として見て、声をかけてごらん。同じ時給とは思えないくらい充実感があるはずだから。


そしてその体験をしたAくんは、信じられないくらい就活力が身に付いて、しかも就活も仕事も楽しめるようになってるよ(^^)」



いかがでしたでしょうか?


実は時間がなくてここまで丁寧にAくんに話ができなかったのですが、本当に伝えたかったのはこういう内容でした。


働くことは社会に価値を提供すること。


そしてその価値は、「愛(喜び)」からできている場合と「怖れ」からできている場合がある。


見分け方は簡単、その働く人が笑顔かどうかです。


今日も一日笑顔で過ごしましょう。