二女(もうすぐ1歳)の咲那(さな)ちゃんが熱を出したと保育園から連絡があった。
慌てて迎えにいくと思ったよりも元気な笑顔。
家までだっこして歩いて帰ってくる道、すやすやと寝てしまった。
家で、仕事をしながら気づくとお昼どきに。
何を食べよう?
台所を見ると、レトルトの麻婆豆腐が。
見よう見まねで作ってみた。
おいしそうだ。
ふと、昨年亡くなった、お母さんの麻婆豆腐を思い出した。
小さい頃から大好きだったあの味。
兄貴も僕も、よくおかわりしていた20年前。
もう食べれないんだなぁと、今更ながら当たり前のことに気づいた。
お酒とタバコが大好きで、59歳であっという間に亡くなった母。
子どもたちが、麻婆豆腐をおかわりする様子をとても嬉しそうに見ていたのを思い出した。
あれから大人になり、子どもができ、そしてお母さんはいなくなり。
ひとりで麻婆豆腐作れるようになったよ。
お母さんは、どんなとき幸せだった?
就活生のみんな、お母さんの味に、感謝しよう。