こんにちは!東京の就活セミナー講師、亀井弘喜です。
朝5時の早朝参拝を終えた後は、早朝電話面談でした!
熱い熱い関西の就活生Tさん(女性)と気づいたら、1時間半もしゃべっていました。
熱い熱い想いをたくさん聴きました。
そこまで活動をしている意識の高さにまず驚きました。
最初に彼女から切り出されたのは、「やりたいこと」「できること(= 私の強み)」「求められていること」という3軸での話。
そういう軸で話をまとめられること自体が素晴らしいですね。
で、やりたいこと。
ずーっと聴いていたのですが、出てきたキーワードとしては、
「自殺をなくしたい」
「鬱病をなくしたい」
「活き活きと働く人を増やしたい」
「幸せな人を増やしたい」
といった、いわゆる理念系、想い系の内容でした。
それ自体はもちろん、伝わってくる。でも、肝心の、「WHY」が見えてこなかったのです。
なぜそんなに自殺者を減らしたいのか?
あなたの人生にどんな関係があるのか?
というのを聴くと、彼女自身が、自殺者の遺族だというのです。物心ついた頃におじいちゃんが自殺で亡くなった。ただ、その原因は病気だった。とのこと。
ここでひとつの疑問というか違和感が。
自殺をなくすのは確かに素晴らしい理念なのですが、
「それで結局何するの?」
「それで結局なんでその業態、その会社なの?」
というところにつながらなかったのです。
で、彼女から出てきた言葉は、「本当は精神的な病の改善や心理的なカウンセリングなど、できたらいいけど、それは今からやるのは現実的ではない。だから現実的な~という業態、会社、仕事を選んでいます。」ということでした。
で、その志望している企業は理念をとても大切にする会社であり、その事業を通して、自殺者を減らすこともできるだろうというのが、志望理由だというのです。
もちろん、彼女の考えていることや志向性は、友人としてだったら、心から応援したいし、私自身も自殺者は減ったら、今よりもっと良い社会になると思います。
ただ、面接官として聴いた場合、どうしても理念から現実までの道筋に強引さを感じてしまうよ。ということを彼女に伝えました。
企業の経営の目的は、経営理念の達成だし、個人の人生の目的は、人生理念の達成だという主張に代わりはありません。
ただ、理念さえ明確なら、事業がうまくいくとか、理念さえ明確なら、人生や就活がうまくいくとか、そういうことではありません。
理念や想いというのは無敵のアイテムではないのです。
そうではなくて、理念や想いを明確にすると、初めてやるべきことが明確になる。
だから、自殺者を減らしたい、という理念を明確にすると、やるべきことが明確になるというのが、本来の効用なのです。
だから、Tさんにも言ったのが、その理念(思考)が明確になった後、
『そのために何をしているか』
という行為、行動の部分だということ。
彼女からは、その行為、行動の部分は全て、理論を明確にしたり、情報収集のために使われていたのです。例えばアメリカに留学するとか、自殺についてもっと詳しく調べるとか。
自殺者を減らすアプローチというのもいろんなやり方があります。公務員になって、そういうセーフティネット的な組織で働くのも良いし、大学の中で、何か理論的なことや、精神的なことを研究して、学問の世界からアプローチするのも良いし、民間の営利企業で、利益と理念を営みながら実践するのも良い。
大切なことは、「その理念の達成に向けて、なぜ民間企業で働くことを選択したのか」ということです。
就活がきっと中盤~終盤まで進んできた今だからこそ、多くの就活生にもう一度考えて欲しいテーマだと思って共有しました。では今から外での面談に行ってきます!
東京の就活セミナー講師、亀井弘喜でした!
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