【面接官の気持ち】 職を失う怖さ | 心理カウンセラーかめちゃんのブログ

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霧島と沖縄と代官山で3拠点生活しながらセミナー講師しています。2021年までは鹿児島でヨガスタジオを経営してました。2022年セミナー講師業で5億円を売り上げました。セミナーの様子をYouTubeで配信しています。

こんにちは!東京の就活セミナー講師、亀井弘喜です!

昨日面接した学生(女性)は、面接の中で後半15分間、ずっと号泣してしまいました。

理由は、自分自身に起こった出来事のショックをまだ引きずっていたため。

小学校低学年のときに、お父さんが、リストラにあってしまい、そのときの恐怖が心に刻まれていたのです。

でもそのことは面接なんかで言っちゃいけないと彼女は思っていたようで、きれいで美しい就活の方向性を話していたのです。

「自分が成長したい」

「より多くの人に貢献したい」

「一緒に働く人が活き活きとしているかどうか」

ただ、結局それで受けているのは、色んな業界の上から3位以内ばかりを受けまくっているような状況でした。

私は気になって、「その軸は、本当に大切にしたいことですか?」と聴きました。

「もっと、自分の人生の中で、良くも悪くもとても大きな出来事で、そのために働くことができたら、自分は誰よりもがんばれる。休みの日でも喜んで仕事したいと思える。

そんな、これからの自分の人生の原動力になる出来事は、ありませんか?」

と聴いたときに、彼女は、思い切ったように、お父さんのお話をしてくださったのです。

人は、一度就職すると、その会社で働くことを、当たり前だと思うようになります。

就活のときには、あれだけ「入りたい!」と思っていた会社なのに、何年か立つと、「眠い」とか「つまらない」とか「やってることは毎日同じ」とか「キャリアパスが見えない」とか言い出したりします。

でも、本当にそうでしょうか。

毎日、仕事があって、自分の仕事を通して誰かに喜んでもらえる場があるっていうことは、「当たり前」ではなくて、「ありがとう」の対象なのではないでしょうか。

私の父は経営者なので、リストラされることはないですが、倒産したら、やっぱり心理的には相当なストレスを感じるだろうということは容易に想像できます。

病気もリストラもそうですが、誰しも、「自分の身には降りかからない」「自分の家族には関係ない」と思っているものです。

実際は誰でも、どんな病気にもかかるリスクはあるし、いついかなるときにリストラされるかもしれないのです。

たとえ公務員だって危うい世の中になっていくと思います。

そんなとき、自分たちにできること。

毎日健康でいられることに感謝する。

毎日家族が健康で生きていることに感謝する。

社会人なら毎日仕事できることに感謝する。

毎日父親が働けることに感謝する。

就活生なら毎日就活できることに感謝する。

私は、毎日面接できることに感謝して、また面接に向かいます!