朝から心がかき乱されるようなことが起こっています。
「今日は思い通りにならないことから学ぶ」
とマヤ暦のテキストに書いてあります。
我が家には高校1年生の末娘がいます。
農業高校に通っていますが
家からだと3時間以上かかってしまうので
寄宿舎で生活しています。
上の子たちもこの高校を卒業していますが
当時は遠距離の学生は月に1,2回だけ家に帰り、
週末も寄宿舎で過ごすことができていたのですが、
おそらく、週末にはめを外す学生が多発するため
宿直の先生たちも責任をとるのが大変で
学生たちへの配慮よりも何か問題が起こってはいけないということで
週末は家に帰らなくてはならなくなってしまいました。
娘は週末、家に帰ってきても
土日はアルバイトに行っています。
お小遣いが足りないとの理由ですが
勉強はしなくてもお金を稼ぐためのパワーはすごいです。
本来は日曜日の夜、9時までに寄宿舎に戻らなければなりませんが
外泊許可を取って、月曜日の始発のバスに乗って学校に向かうようになりました。
これにはいろいろな騒動があったのですが、
長くなるので割愛します。
今日も朝5時に起こしたのですが
部屋に鍵をかけて出てこない。
何を一体しているのだろうかと聞いても
怒鳴り散らすだけ。
そんなことしていたら
もうバスに乗り遅れる時間になってしまって
やっと部屋から出てきたと思ったら
なんと、起きれなくて寝ぼけていた様子。
起こされたことも覚えてないと言うじゃないですか?
今からでもいいから早く学校に行きなさい!
と言っても、もっと寝たいのか行きたくない様子。
今日は休んだらダメかとか
どうせ学校に行っても寝ているだけで意味がないとか
いろんな言い訳を言い出すんですよ。
「ちゃんと朝起きて学校に行くという約束で
外泊許可を出して、日曜日に学校に戻らなくてもいいようにしたのに
ちゃんと起きて学校に行けないなら
もう来週は外泊許可、出さないからね。」
と言うと
「それじゃあ、学校をやめる」
という出す始末。
「あなたの人生よ。自分で決めなさい」
と私もおれませんでした。
とはいえ、母親としてはこれでよかったのかと
心が乱れているのです。
そんな中でもいつものように
朝日記をつけて、読書をしました。
するとこんな言葉に出会いました。
「無為をして治める」
老子の言葉だそうです。
意味は
自己の人格の力で周囲を感化し、
ただそこにいるだけで自然と組織を収めていく
世の中のリーダー、為政者に向けた言葉だと思うのですが
家庭の中でだって当てはまるものなのではないかと思いました。
人は力ずくでは動かない。
親として毅然とした態度で
その存在感だけで子供に影響を与える
そういうことなのかなと思いました。
存在感ってある意味、波動ですよね。
心乱れている時は
波動も乱れていたと思うんですよ。
どうしたら娘を学校に送れるか?
罰を与えることしか頭には浮かばないわけです。
今日は一日、食事を作ってあげるもんかとか、
もう二度と外出許可を出さないとか
でも、そんな強硬な手段をとったって
力では人は動かないということを
教えられたわけです。
私は詳しくは学んでいないので知識も十分ではありませんが
老子の言葉に触れる度にとても心に響きます。
中国の偉人と言われる人には
老子と孔子が有名ですが
二人は、結構対立したことを言っています。
高校の漢文の授業で習ったと思うんですが
先生がどっちが自分に似てるかなんてことを言っていたような記憶があります。
その時は全然関心もなかったですから考えることすらしませんでしたが
今、この年になって思うのは
私は断然、老子派なんです。
これはマヤ暦のエネルギーを学んでみると
不思議とマッチするんです。
私の持つ「青い猿」というエネルギーは老子の思想そのものっていうくらい合います。
だから老子の教えにとても共鳴できるのですが、
もう一つ、鏡の向こうキンという覚醒を引き起こすエネルギーがあります。
私にとってはそれが「白い鏡」で、礼節とか秩序を重んじるエネルギーで、
これがまた孔子の教えそのものだわ~~なんて思うんです。
だから老子の教えも孔子の教えもどっちがいいとかではなくて、
うまくバランスが取ることが何より大事なのかなと思ったりします。
お互いが覚醒し合う存在ってことです。
まあ、娘のことはどうなるかわかりませんが、
私は私の生き方で娘の言葉に振り回されないようにしたいです。
心配は相手に呪いをかけるのと同じことなんだそうですよ!!!
だからむやみに心配しない方がうまくいくってことでしょうか。