アホなわたしによる、わたしへのバナナクリミナル☺ | Natural Healing 陽&月

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『陰と陽』どちらの私もやさしく抱きしめて、明日はもっと愛せるように

Natural Healing 陽&月(ひづき)は
自然や植物、香りから心と身体を癒していくサロンです

こんにちは。

『Natural Healing 陽&月』のKAORIです☺

 

 

 

 

それは小学校高学年のこと。

 

わたしは家族が外出して

1人で家にいるというタイミングを待っていた。

 

それは、密かに計画していたことを実行し

誰にも知られずにミッションを達成するためである。

 

 

そのミッションとは。

 

 

「バナナの皮って本当に滑るのかの実験」

 

 

ほんとうにアホよね☺

 

でも、当時のわたしは

気になってしょうがなかったのである。

 

 

とはいえ、小学校高学年。

 

周りの女子はませていて

おしゃれとか恋愛とかを気にする時期である。

 

そんな時期に「バナナの皮で本当に滑るのか

気になってて、実験したいんだ」なんて

友達にも、そして家族にも言えなかった。

(アホのくせに、急に恥じらい隠そうとする☺)

 

 

だからわたしは誰にも言わず、誰にも気づかれず

ひっそりと実験して片付けようと

極秘で計画を立てていたのであった。

 

 

 

 

 

 

タイミングは意外と早くやってくる。

 

ある日、きょうだいは学校や部活で不在の日に

両親は出かけることになり「一緒に行く?」と訊かれた。

 

わたしは悩んでいるふりをしながら

「うーん、家で留守番してる」と答えた。

 

無論、この時に頭の中にあったのはバナナである。

 

事前にバナナが家に常備されていることは確認済み。

 

 

「決行は今日しかない」

 

 

密かに、しかしメラメラと

実験に対する情熱がわたしの中で燃え上がり始めていた。

 

 

 

 

 

 

両親が出かけて、車が遠くなったのを確認後

わたしは急いでバナナをほおばった。

 

バナナの美味しさとか、この時はどうでもよかった。

 

 

 

必要なのは、皮。

 

主役は他でもない、君。

いつもはすぐに処分されてしまう、君。

 

「皮」なのだ。

 

 

 

バナナはすぐに食べ終わったが、その後も気は抜けない。

 

「忘れ物したー!」とか言って、急に帰ってきたら大変だ。

 

わたしはこそこそ、それこそコソ泥のように

しばらく周辺の道路や自宅の車庫を確認し

すぐに両親が帰ってこないか、しばらく様子を見た。

(心配性なので、念には念を入れて気をつける)

 

 

そして待つこと数分。

 

「よし、そろそろやろう・・・!」

 

わたしは実験を遂行するために準備を始めた。

 

 

 

 

 

 

まずはじめに、わたしは着替えることにした。

 

バナナの皮で汚れてもいいように

パジャマに使っていたジャージのズボンに履き替える。

 

これなら外に着ていくわけじゃないし

汚れて万が一シミになっても問題ない。

 

 

 

そうして、実験するための現場の確認。

 

バナナの皮で床が汚れることを踏まえて

掃除のしやすいフローリングにしようと

事前に決めていた。

 

家族の滞在時間が長いリビングでは

汚れが残ってしまった場合、気づかれる可能性が高いので

台所のすぐそばの廊下に決めた。

 

これなら台所へすぐに皮を処分できるし

だいふきんですぐに掃除にも取り掛かれる。

 

 

準備は万端。

 

 

誰もいない家の中

一応きょろきょろと周囲を確認した後

バナナの皮をセッティングしたのだった。

 

 

 

 

さて、最大限にわくわくしながら

バナナの皮を床にセッティングしたものの

その後の行動に迷った☺

 

 

どうやって踏もう!

 

 

むしろ踏んだだけじゃ、滑らないよね。

歩いて踏んじゃった、とか、そんな感じがいいよね?

 

 

誰に確認するでもなく、自問自答し

 

「歩いていたらたまたまバナナの皮踏んじゃった」

というシチュエーションをイメージして

歩いている途中でわざと皮を踏むことにした。

 

 

 

一歩、二歩、三歩・・・

 

「床に置かれた皮なんて知らない」って顔で歩きながら

次の一歩「ここに皮があるな」という場所に足を置く。

 

そして次の瞬間。

 

 

 

 

 

ずるっ・・・

 

 

スッコーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーンッ

 

 

 

 

 

 

 

もう、とんでもないくらいに、滑った。

 

滑りすぎて一瞬何が起きたのか分からないくらい

盛大にすっころんだのである。

 

本当、想像の3倍は滑った。

 

 

 

 

結果、わたしはかなり勢いよく尻もちをつき

ひどく尻を痛めた。

 

しばらく痛かった。

 

けれど、言えない。

 

(言えないよね、自分からバナナの皮で滑ったなんて)

 

 

 

そして、弊害も。

 

バナナの皮で滑った後は

かなりかなり汚れるのである。

 

 

 

履き替えたジャージのズボンはネトネト

転んだ床は皮がフローリングの間にすり込まれて

ぐっちゃぐちゃのベッタベタ。

 

 

実験成功の後は

 

尻の痛みを我慢しながら

家族が帰ってくる前にせっせとズボンを洗い

こびりついたバナナの皮をとるため、ゴシゴシ床を拭いた。

 

 

尻は痛いし、ズボンは広範囲汚れるし

床もぐちゃぐちゃが、なかなか落ちないし

 

なんだかアホらしく、そして空しくなりながら

せっせと処理した記憶は、今も鮮明に脳裏に残っている。

 

 

 

 

 

 

 

それから約10年後。

 

ジャニーズWESTの舞台

『なにわ侍 ハローTOKYO!!』(今振り返るとおもろいタイトル☺)

のDVDを見たときに、衝撃が走った。

 

 

 

え、しげちゃんもバナナの皮で滑ったの?!

(わたしわざと滑ったから、しげちゃんを同類にしちゃいけないけど☺)

 

 

 

しげちゃんが「めっちゃ滑るで!」的なことを言っていて

わたしは激しく共感。

 

そして、たまらなく嬉しかった!!!

 

それまで21年間(当時の年齢)

自分以外にバナナの皮で滑った人と

出会ってことがなかったからである。

 

 

 

そして、もう時効だと思い

わたしはそのDVDを見てから初めて周囲に告白した。

 

 

「わたし小学校高学年のころに

自分でバナナの皮で滑るか

実験した!☺」

 

 

 

家族にはそれまでちゃんと隠し通せていたらしく

あまりにアホな行動の告白にたまげていた。

 

「本当に滑るの!!!」

と、当時の一部始終をむじゃきに話したが

ただただ笑われるばかりだった☺

 

「ここまでアホだったか」

 

その一言は誉め言葉と捉えておく。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなわたしのアホエピソードは

掘り起こせば、信じられないくらいに出てくる。

 

そんな自分がちょっと恥ずかしいけど

話せばほとんどの人が大笑いしてくれるから

 

なんだかアホな自分が誇らしくて、正直好きだ。

 

 

 

だからわたしにとっての「アホ」は

最高の誉め言葉であり

わたしの最高のハッピーツールである。

 

 

誰かが笑ってくれるなら

それだけで心躍る、心が湧く、幸せでいっぱいになる☺

 

 

だからわたしは今日もアホのまま

どんどん突き抜けていくのだ。

 

 

 

 

 

ちなみにこのバナナの皮の話で

滑るのに興味を持った方、絶対にやめて欲しい。

 

確実にお尻を強打するし

下手したら病院に行くくらいのダメージを負うから!

 

しかもなかなかバナナのベタベタ落ちなくて

掃除しながらちょっと泣きそうになるから!

 

絶対やめてーーー!

 

 

 

そして、他人に絶対迷惑をかけないよう

バナナの皮のポイ捨ても絶対禁止!!!

 

 

安心安全に、平和に

バナナを食しましょうね☺♡

 

 

 

 

と、31歳にもなって、何の話をしてるんだか☺

 

でも、あなたの笑いのネタになれば、幸いです。

 

 

 

 

 

今日もみなさまに

たくさんのしあわせが届きますように☺

 

 

 

KAORI☺

 

 

 

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