最近、新聞記事でインドの政治情勢が特集されていました。

 

インドの初代首相であるジャワハルラール・ネルー首相(ネールと記す場合あり)に始まり、その娘のインディラ・ガンジー首相、その息子のラジブ・ガンジー首相と3代に渡って首相を輩出しています。

政党「国民会議派」がネルー・ガンジー家4代目のラーフル・ガンジー下院議員に、党の求心力を求めることの是非についての記事でした。

 

ネール・ガンジー家系図(日本経済新聞作成)

 

現時点でも3代連続首相を輩出しています。

知り得る限りでは、ネパール王国の首相をラナ家が独占していた事実上のラナ王朝くらいしか事例が思い浮かびません。

 

日本では直系の首相一家と言えば

  祖父・孫  (近衛文麿・細川護熙、岸信介・安倍晋三、

         吉田茂・麻生太郎、鳩山一郎・鳩山由紀夫)

  親・子   (福田赳夫・福田康夫)

があり、さらに2親等以内の系属を含めても

  兄・弟   (岸信介・佐藤栄作)

  義兄・義弟 (加藤高明・幣原喜重郎)

くらいで、3代連続輩出という事例はありません。

如何に稀有な事例であるかがわかります。

 

アメリカのケネディ家もそうですが、注目される政治一家であることは間違いありません。

 

 

 

 

 

11月3日は文化の日です。

元々は、明治節、その前は天長節と呼ばれていました。

そう、明治天皇の誕生日です。

 

 

その由来に何の疑問も持っていなかったのですが、先祖調査を初めてから疑問を持つようになりました。

江戸時代生まれの先祖、戸籍上の誕生日は例えば「天保12年12月20日」のように和暦のみです。

西暦に換算してはいないと思われます。

明治天皇の誕生日はどうなっているのだろうと思い、調べてみました。

 

嘉永5年9月22日生まれ、皇統譜にもおそらくこの日付が記載されていると思われます。

天長節が採用されたとき、その日は9月22日とされました。

しかし、太陽暦を採用したときに太陰暦の嘉永5年9月22日を太陽暦に当てはめた1852年11月3日を明治天皇の誕生日とし、11月3日を天長節としました。

「11月3日」という日にちが馴染んで1世紀以上、今更9月22日に戻ることはないと思いますが、個人的には「9月22日」を採用して欲しかったと思いました。

 

似たようなケースとして、横浜港の開港記念日があります。

安政6年6月2日(1859年7月1日)が横浜港開港の日で、6月2日が記念の日(開港記念日)とされました。

一時期、7月1日が開港記念日になりましたが、こちらは6月2日に戻されています。

 

明確なルールはないのでしょうけど、「その当時の日付」を優先してほしいと、個人的には思いました。

 

 

 

 

 

 

2022年プロ野球ドラフト会議、広島東洋カープが6位指名した長谷部銀次投手(トヨタ自動車)が江戸時代の名医・杉田玄白の子孫であると紹介されていました。

具体的には、杉田玄白(1733-1817)の雲孫(玄孫の玄孫=孫の孫の孫の孫)に当たります。

長谷部投手と世代の近い愛子内親王殿下に例えれば、杉田玄白と同じ代に相当するのは光格天皇(1771-1840)になります。

長谷部投手、怪我することなく長持ちする活躍を期待します。

 

(系図はスポーツニッポン作成)