最近、新聞記事でインドの政治情勢が特集されていました。

 

インドの初代首相であるジャワハルラール・ネルー首相(ネールと記す場合あり)に始まり、その娘のインディラ・ガンジー首相、その息子のラジブ・ガンジー首相と3代に渡って首相を輩出しています。

政党「国民会議派」がネルー・ガンジー家4代目のラーフル・ガンジー下院議員に、党の求心力を求めることの是非についての記事でした。

 

ネール・ガンジー家系図(日本経済新聞作成)

 

現時点でも3代連続首相を輩出しています。

知り得る限りでは、ネパール王国の首相をラナ家が独占していた事実上のラナ王朝くらいしか事例が思い浮かびません。

 

日本では直系の首相一家と言えば

  祖父・孫  (近衛文麿・細川護熙、岸信介・安倍晋三、

         吉田茂・麻生太郎、鳩山一郎・鳩山由紀夫)

  親・子   (福田赳夫・福田康夫)

があり、さらに2親等以内の系属を含めても

  兄・弟   (岸信介・佐藤栄作)

  義兄・義弟 (加藤高明・幣原喜重郎)

くらいで、3代連続輩出という事例はありません。

如何に稀有な事例であるかがわかります。

 

アメリカのケネディ家もそうですが、注目される政治一家であることは間違いありません。