吉野家テークアウトの苦悩 | なんのこっちゃホイ!

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世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

 

「早い、安い、旨い」をトレードマークにのし上がってきた吉野家だが、競合も多く登場し、様々苦戦を強いられているやにきく。しかし、僕は牛丼といえば、断固吉野家派である。

そんな吉野家大好きの僕が困るのは、テークアウトのプラ丼の形だ。

そもそも牛丼に限らず丼物というのは、上品に一口ずつ箸ですくうようにして食うようなものではない。これは、「美味しんぼう」でも、海原雄山が言っていた。ガバっと左手で丼を持って、口に丼をくっつけて、箸で流し込むかのごとく、ガツガツ、ワシワシと掻き込むように食うのが旨い。ところがこのテークアウト丼はプラスチックだから柔らかい上に、四角くできている。つまり4つの角がある。この角が尖っているならまだいいが、不要に丸みをおびている。ここに口をつけて、ガツガツ、ワシワシと食おうとすると、どうしても口の左右の隙間からご飯がこぼれてしまうのだ。これが非常に不愉快だ!不愉快だ!不愉快だ!

丸にすると問題は解決するが、丸では輸送時に無駄ができるし、持ち帰りのビニール袋に収めるにしても安定がよろしくない。しかし、お新香は小さな丸い容器で、それだけを牛丼とは別のビニール袋に入れて渡される。とするとだ、牛丼自体の容器も丸で問題ないのではないか。

別の解決策は、四角の丼の角を、中途半端な妥協の弧ではなく、四角にするかわりに、容器のこの部分をもっと厚くして曲がらないようにすることで、やや改善するやもしれぬ。

しかしやはり、丼は丼だ。絶対に丸がよろしい。

東京のうなぎはやたらと高価であるが、うな重などといって、これも四角の重箱に入って提供される。これも嫌いだ。牛丼だろうが、うなぎだろうが、丼は丼である。丸い丼を持ち上げて、ガツガツ、ワシワシと掻き込むようにして食すのが、うまいと思うのだ。