映画#08 変な家 | なんのこっちゃホイ!

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世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

You Tuberの所に持ち込まれた、この家の間取りには、違和感がある。まず、1Fの台所とリビングの間にある、壁で囲まれ入口のない空間。2Fには中央に、四方を壁に囲まれて、窓もなく、二重扉になっている子供部屋。子供部屋?普通、子供部屋は、窓を作って風通りもよく日当たりもいい、そういう環境の部屋をつくるはず。この子供部屋は、まるで監禁部屋のようだ。周囲からは絶対に見えず、中からは出ることができない。ここに誰を監禁していたのか。さらに1Fと2Fの間取りを重ねてみると、1F例の空間が、2F子供部屋とシャワー室の真上に重なる。これは一体、何を意図してデザインされた間取りなのか。この家について知っているという投稿があり、訪ねてきた音あは、さらに同じような不思議な家が、埼玉にもう一軒あると告げる。持ち主が同じだと分かった時、この謎の家とそれにまつわる一族の、驚くべき真実が浮かび上がる。

 

原作を読んでいたので、謎は知っていた。

原作小説は、雨穴というWebライターが書いたもので、小説というよりは、脚本のような構成になっている不思議な本だ。原作では、淡々と謎解きが進められ、「こういうことだったんじゃ、ないの?」という推測から徐々に真相が明らかになっていくが、実際に現場に出て行って謎を暴くということはない。

映像化するなら、まぁこれしかないかと思うが、サスペリア的怖さというか、そっちが前面に出てしまったの残念。やっぱり作者は、謎解きがしたかったのであって、恐怖を体感したかったわけではあるまい。

 

佐藤二朗が出ていると知った時点で予測はしていたが、案の定の佐藤二朗演技。これは頂けない。はっきり言って臭い。役者なら役を演じて欲しい。自分のキャラを役に押し込んでほしくなく。これは、ムロツヨシにも言えるし、キムタクにも言える。佐藤二朗の芝居は、はっきり言って臭い。残念!!!