湯河原の「飯田商店」プロデュースの「ラーメン翔太」が1月8日に閉店した。
開店当時には、広い駐車場は満杯、行列ができていたが、1週間程で、水が引くように客が引いた。
確かにうまいのだろうが、醤油ラーメン¥1,390という強気の値段は、ラーメン銀座の鶴間エリアでは、群を抜いて高級ラーメンだし、「飯田商店」のブランドに、これほどの値段を払って、常連になる人はそうはいまい。
最初はブランドに引かれて大勢が押しかけ、¥1,390のラーメンを食べるだろうが、「また来よう」とは思うまい。
月1くらいなら・・・
それが庶民の感覚だ。
僕の住む街中央林間にも、多くのラーメン屋ができており、それぞれに個性を誇っているが、やはり浮き沈みは激しく、開店しては閉店を繰り返しているようだ。
店主と話すと口を揃えていうのは、「ラーメン屋は常連客が命。特に小さな街では、ふらっと立ち寄る「フリの客」を狙ってはいけない。奇をてらったラーメンは一時のもの。客に常習性をもたせるためには、オーソドックスだが個性が光る。そしてリーズナブルでアフォーダブルな価格。あとはトッピングで単価を上げていくのがいい」
どれにも当てはまらなかったら、やっぱり潰れた。