映画 #26 大名倒産 | なんのこっちゃホイ!

なんのこっちゃホイ!

世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

 

はっきり言って、僕は宮崎あおいをみに行ったのだ。彼女は相変わらず、可憐で美しく、画面の中にいた。岡田准一との結婚生活も順調なんだろう。彼は今や、映画、ドラマで引っ張りだこの大活躍だ。子供もそろそろ手を離れ、いよいよ宮崎あおいの復活か!

江戸時代。越後・丹生山藩に、一人の塩干し鮭作りの名人がいた。その息子小四郎(神木隆之介)は、自慢の父の塩干し鮭を、神社の祭に境内で売り、優しく美しい母(宮崎あおい)と3人で、裕福ではないが、幸せな日々を過ごしていた。母が流行り病で死に、成人を迎える小四郎のもとに、お城から使いがやってくる。領主(佐藤浩一)に面談させられた小四郎は、実は小四郎は徳川家康の血をひく丹生山藩主の跡継ぎだと告げられる。藩主の長男は馬から落ちて死に、次男(松山ケンイチ)はうつけの鼻垂れ、3男(桜田通)は病弱で、妾の子ではありながら血を次ぐ者は小四郎しか居ない。今日から藩主となれと。
周囲の家臣達は、何か一物を隠し持った雰囲気を漂わせる。聞けば、藩には25万両(100億円)の借金があり、それを半年以内に返さねば、お取り潰しどころか、切腹させらるだろう。そこで考え出されたのが、「大名倒産」。倒産を幕府に宣言し、借金を幕府に背をわせてしまおうという策。しかし、それが成功したところで、藩は取り潰し、藩主は引責切腹を免れまい。そこで幼少時からの友人、さよ(杉咲花)と、藩内財政改革に乗り出し、なんとか自力で返済しようと動き始める。借金の元は大坂の金貸し、タツ(キムラ緑子)。帳簿を調べると、タツのあからさまな中抜きが見えてくる。証拠を揃えて、タツから金を取り戻せ!しかしどうやら、江戸幕府の中に、裏で糸を引くものが・・・・

お気楽なお笑い時代劇で肩はらず見ていられる。ポップコーン進捗度100の映画。冒頭に「この映画のラストシーンは、タイトルロールの後にある」と出る。親切である。なぜ日本人はタイトルロールになると一斉に席を立つのだろう。真っ暗で危ないのに。
それはともかく、こんな(失礼か?)映画に、すごい俳優が次から次に登場して、ひと笑いかっさらっていく。よくある時代設定、良くある勧善懲悪、良くある落ち。何がこれら豪華なキャストを惹きつけたのだろう。分からない。

噂のエンドロール後の本当のラスト。これは続編必至か?