手帳についての、第2話です。
手帳とは、簡単に言うと、365日分の日付が印刷されていて、年間、月間、週間、毎日の4つの種類が一つ、もしくは複数組み合わされていている紙の束ということです。ところが、この利用法をめぐっては、多くの議論がなされ、結果、多くの著書が販売されています。中には、特別に会員登録し、年間会員費を支払わないと買えないようなものまであります。値段も、数百円から数万円と幅があります。
その紙の束ですが、大別すると、書籍のように背で綴じられたもの(綴じ手帳)と、リング式のバインダーに挟んで使うものの2種類に分類されます。綴じ式手帳は年間の使用に耐えるように、それなりに頑丈に作られているものが多いです。途中でほつれてしまっては、何もなりません。また、印刷された複数の綴じ手帳を、立派なカバーにさして使うタイプもあります。綴じ手帳の利点は、小さくて、軽くて、持ち運びに優れている事。もちろん、デスクで使うような大きなものもあります。概ねノートと同じようなサイズが用意されていて、A4サイズが最大。B5サイズが普通という感じでしょうか。これらは大きいし重いですが、携帯することを念頭に設計されたものではないです。カバンに入れて持ち運ぶか、あるいはデスクに置いたきりか。
一方リング式は、バイブルサイズという変形サイズが主流で、ポケット式等の小さいものから、A4サイズまで様々です。概して、重いので、ポケットに入れて持ち歩くというよりは、手で持って歩くか、カバンに入れるのが普通でしょう。メリットは、年度の途中だろうが、毎週だろうが、毎日だろうが、それこそ山のように売られているリフィル用紙を差し替えることで、好きなようにカスタマイズできます。気分に応じて、多忙度に応じて、週間でも毎日でも、好きなものが好きな時に使えます。ただ、真ん中にごついリングがあるために、右利きの人は左ページを、左利きの人は右ページに記入する際、大変邪魔になります。
あと、年間は概ねでかいカレンダーを想像してもらうとして、月間、週間には様々なバリエーションがあります。レフト式と呼ばれる、左ページに予定を記入し、右ページはメモ用のブランクになっているのが標準でしょうか。最近は、バーティカルと呼ばれる、時間軸を縦に取った週間手帳が増えてきています。予定を時系列で管理したり、空き時間を一目で把握するには、大変に便利です。見開き1週間というのもあります。大体は左ページに月、火、水となり、右ページには、木、金、土、日。大体、土・日は平日の半分のスペースというのが普通です。中には、土・日が平日の倍なんてのもあって、正に週末を楽しむタイプの方にはお薦めです。
<続く>
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