最小不幸社会を標榜する首相による「宰相不幸社会」 | なんのこっちゃホイ!

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どうも、政府の外交方針がハッキリしない。腰の引けた中国外交により、尖閣を端緒とする領土問題で、「棚上げにする」という、中国の上から目線の発言が飛び出し、ベトナムでは、何だか分からない言いがかりをつけられて、首相会談をドタキャンされ、あろうことか、通りすがりに立ち話をした際でも「戦略的互恵関係」という、定義も無い言葉を繰り返した。総理は「冷静な対応」を中国に求め、「大人の大国」を演出しようと務めているが、その貧相な見識と無策を見透かされていて、効果は見えていない。

更に、ロシアの大統領がベトナムの帰りに国後島に立ち寄り、主権国家はロシアであるかのような、行動と発言を行った。北方領土は日本固有の領土であり、終戦のどさくさで略奪された歴史は、広く知られた事実である。そこにロシア人が住みつき、実行支配を続けている。これに対しても「冷静な対応」と言っているが、彼の冷静な対応とは、何もしない事のようだ。先送りなら、いつか何かするんだろうが、この人はきっと何もしない。

ベトナムの原発案件を獲得、自慢の土産で帰国したかったんだろうが、あまり評価の声を聞かない。マスコミはそれなりに取り上げたんだが、みんなそれどころじゃないようだ。

最小不幸社会は、無策の向こうにはない。周到な戦略と、実行する決意と勇気がいる。場当たりの向こうにもない。事にあたっては、慎重であるべきだし、先を読んだ戦略がなければならない。

民主党に期待して、政権交代を後押ししたのは、我々国民である。だが、彼をリーダーに選んだのは、国民ではない。しかも、政党を二分して、大騒動の結果、選ばれた。小沢でなかったのは、まだしもラッキーではあったが、外交は出来ない、経済対策はおろか、経済を分かってない。政党統制もできず、小沢一人、国会にも呼べない。そんな宰相を、無理やりかつがされている日本人は、誠に不幸であるとしか、言えない。そんな社会を、彼は標榜したのかもしれないと考えてしまう、自分が悲しい。

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