【読書22】インシテミル | なんのこっちゃホイ!

なんのこっちゃホイ!

世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

photo:01


こないだ、映画を観たので、原作も手に取って見た。
映画の方が、よく出来ている。
この手のクローズドサークルもので大切なのは、最後の最後で意外な動機を提示することだと思う。誰が、どんな目的で、どうして彼等を集めて、殺し、殺させ合うのかだ。

舞台仕掛けは面白い。高額なバイト料にひかれて集まった、12人の男女。バイトの内容は、終日監視の下で、7日間を過ごすこと。時給は112.000円。そして、奇妙なルールブックが存在する。

疑心暗鬼の中、殺戮が始まる予感もするが、一方で、皆が何もしなければ、そのまま終わる訳だ。となると、疑心暗鬼を植え付ける、強烈な動機が必要だ。これは、映画の方が、よくできている。

またスポンサーである、「クラブ」の意図も重要だ。何故大金を投じてこんな事をさすのか。その金は、どこから来るのか。それも、映画の方が面白い。

結局、原作のアイデアを頂いて、より面白く作った映画の勝ち。堀プロ、恐るべし。



iPhoneからの投稿