【映画】20世紀少年最終章~ぼくらの旗~ | なんのこっちゃホイ!

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そして8・29。遂に20世紀少年最終章の公開を迎えた。事前に指定席の手配はばっちり。全部エグゼクティブ・シートをゲットした。全部?って?と思われるかもしれないが、実は僕は1日に2回観るんだもんね。


まずは公開初日の第一回目11:00の回を次男と観にいった。しかし!109シネマズで思わぬトラブル発生。若い係りの人がステージに現れて「実は、フィルムの巻き戻しを忘れてました。これから巻き戻しをするので、10分程、上映が遅れます。」という。誰が観たんだ?観たら巻き戻せよ!と、一昔前のビデオのような苦情を思わずもらしてしまったぞ。夜のレートショーは、妻と長男を誘った。2度みたが、もう一度観たいなぁ。もう、DVDの発売が待ちきれない。


殺人ウィルスによって世界人口の3分の1が死亡した2015年から3年後のともだち暦3年(西暦2017年)、、東京は高い壁で囲まれ隔離されていた。一方世界大統領として君臨している”ともだち”は、8月20日に地球は滅亡し、自分とあるものだけが救われると、新たな予言を行う。地下にもぐったかつての仲間の一人である”ヨシツネ”は反政府グループを形成しており、ケンヂの姪であるカンナは、「氷の女王」と呼ばれる過激な反政府グループを率いて、”ともだち”の友民党と戦っていた。


死んだと思われているケンヂの歌、その新しいバージョンがラジオを通じて流され、多くの人々は、”ともだち”の放送統制の元、その歌に救いを見出していた。どうしてその歌の新しいバージョンがあるのか。ケンヂは生きているのか。


そしてついに”ともだち”は、これまでの予言はすべて自分が起こしたものであり、今回も自分の力で地球を滅亡させる。今度撒かれるウィルスにはワクチンはなく、さらに強力なワクチンになっており、誰も逃れることはできないと公言。ともだちの正体を探ろうと、友民党本部に乗り込んむカンナ。ともだちが守りたいと思っているのは、2015年に開催された万博会場であることをつかみ、東京都民を可能な限り万博会場へ誘導し、都民をウィルスから守ろうと、ミュージック・フェスティバルを開催する。そのフェスには、あの歌を歌っている歌手も来ると、都民に呼びかける。それに呼応した数十万人の都民は、万博会場へ押しかける。


一方、ともだちが開発した空飛ぶ円盤が現れて、予言どおりに死のウィルスを撒き散らす。同時に、血の大晦日に現れた巨大ロボットも登場し、再び新宿を目指す。これを阻止しようと立ち上がるケンヂ、オッチョ。遂に円盤を撃ち落し、ロボットを倒した二人の前に、”ともだち”が現れる。何故か、”ともだち”に向かって、土下座して謝罪するケンヂ。「やめろ!謝ったら、終わってしまうじゃないか!」と叫び、再びロボットを操ろうとする”ともだち”に向かって、一発の銃声が!


さて、”ともだち”の正体とは。そして、彼がこのような狂気に取り付かれた原因は。あの少年時代に、一体何があったのか。すべての謎が明らかにされる。それは、少年ならではの、悲しい物語。誰もが一度は経験したことがあるだろう、そんな物語が隠されていた。


まったく子供じみたストーリー。堤幸彦はじめ、豪華なスタッフやキャストが集まり作り上げた、壮大な3部作。確かにくだらないといえばくだらないが、僕はこの3部作が大好きだ。だって僕は、まぎれもなく20世紀少年であるし、ちりばめられた昭和30年代、40年代の宝石のような名前や言葉。すべてに懐かしさを感じてしまうんだもの。


もう、おしまいだ。