【No.15】ノウイング | なんのこっちゃホイ!

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世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

オラがアメブロ日記


ニコラス・ケージ主演のデザスター・ムービーということだったが、何だかちょっとイメージが違うぞ。

デザスター・ムービーといえば、アルマゲドンとか、デイ・アフター・トゥモローとか、そういうのが思い浮かぶけど、この映画は何だかちょっと違う感じだ。


50年前、マサチューセッツ州ボストンにある小学校で、学校行事の一つとして、生徒たちが考える、夢見る50年後を絵に描いて、それをタイムカプセルに入れて埋めましょう。そして50年経ったら、これを開いてみましょう。50年後の小学生は、50年前の小学生の夢をどう感じるか、実際に生活はどうなっているのか。興味深いでしょ?


そして50年後、開かれたタイムカプセル。その中身を全ての生徒に配り始めた。MITで教鞭を取る主人公ジョンの息子ケイレブが手にしたのは、ある少女が書いた封筒。中にはびっしり数字で埋め尽くされた一枚の紙が入っていた。意味がないように見える数字の羅列に、ひょんなことから意味を見出したジョン。ウィスキーのグラスをたまたまその紙の上においてしまい、あわててグラスを取り上げると、そこのグラスの縁取りに囲まれた数字の一部が見える。1109012566とは、01年9月11日2566人。9.11での死者数と一致した。これで夢中になったジョンは徹夜で数字の解読を始めた。驚いたことに、50年間の多きな事件や事故、そしてその死者数や犠牲者数、あるいは、それが発生した緯度と経度が書かれているではないか!


「この紙は、間違いなく封をされた封筒から取り出されたんだ。その前に、この封筒は、50年間も土の中に眠っていたんだ。誰かが、50年前に、50年間に起こる事件や事故(デザスター)を見ていた。いや、予言していたということなんじゃないか」


そして、「明後日、何かが起こる。81名の死者が出る。それはなんだ!?」


寝過ごしたジョンがケイレブを学校へ迎えに行こうと車を運転していたとき、高速道路が渋滞している。

「どうしたんだ?」と車を降りて、警察官に近づいていったその時、爆音を響かせたジェット機が、高電圧線をぶった切りならが、高速道路の方へ機体を傾けて落ちてくるではないか。ジェット機は左の主翼を地面にこすりながら、高速道路脇の空き地に墜落、炎上した。「助けてくれ!」と逃げ惑う乗客。全員、身体は炎に包まれている。どういしていいのか分からないまま、フラフラと救助に向かうジョン。


くたびれて帰宅したジョンはTVのニュースで、その事故の死者が81名であったことを知る。「もう、これは冗談ではない。これは間違いなく予言の紙だ。そして、あと二つのデザスターが予言されている。それはなんだ!テロか、事故か?」数字を緯度と経度と考えて、ナビで調べるとそれはニューヨーク市内。ウァース通りと、ラッフェル通りの交差点をさしていた。しかも、明日だ。ひそかに公衆電話から警察へ警告の電話を終えると、彼は一路ニューヨークを目指す。しかし、そこに警備はなされていなかった。逆に警察から不審者として追われるはめに。追われたジョンは、地下鉄の駅へ逃げ込む。そこで不振な動きをする男を発見。追跡しながらが、地下鉄の駅を走る走る。いつしか、警察官も追跡に加わる。そしてついにその男を追い詰めたその瞬間、その男がただの万引き犯人だったと分かったその瞬間、対向してくる地下鉄の、ポイント制御機の故障で、拘束の列車はポイントを外れ脱線、そのまま自分達が乗っている車両に向かってつっこんでくるではないか!「逃げろ!後ろへ逃げろ!」妊婦のかばうジョン。激しい勢いで突っ込んできた脱線車両は、ホームへ乗り上げ、次々と人々をはねていく。まさに地獄の様相を呈していた。その駅こそ、予言の緯度・経度にかかれていた場所だった。


またしても、予言は的中した。


では、最後の予言は・・・・・


ウルトラ・フレア(太陽のフレアの巨大なやつ)に見舞われる地球。誰一人助かるものはいないだろう。


結局この映画は、「ノアの箱舟」だったんだな。

ちょっと最後は、がっかりだった。


しかし、飛行機の墜落のシーン、地下鉄の事故のシーン、これはすごい迫力だ!こんな迫力ある事故シーンをみたことはない。これを見るだけでも、絶対に後悔しないと思うよ。


評価:★★★★☆