砂漠に風紋。これ、鳥取砂丘でもお目にかかれるが、デュバイのそれは規模が違うよ。でも、砂漠の開拓が進んでいて、こういう砂漠を見るためには、高速道路を車で1時間くらい走らないといけない。何しろ、世界中の重機の4割が今、デュバイにあるとのこと。石油もないデュバイが、何故こんなに好景気に沸いているのか。産業はない。金融と証券で成立している王国。こんな発展が、未来永劫続くわけが無い。バブルという言葉が頭をよぎる。
世界一高い、デュバイタワーはまだ建設中。とにかく、そこら中にクレーンが林立し、駐在員によると、毎週道が変ってしまい、地図が役に立たないと。
車の中の温度計は、43℃です。暑いなんて、もんじゃない!あのオバQみたいな服が欲しい。
夕食は代理店の社長さんに、「レバノン料理」を食べに連れて行ってもらった。そこで本場の「ベリー・ダンス」を鑑賞した。このショーが23時に始まるということで、夕食の約束は22時に。そんな時間からメシ食ったら、太るに違いない。しかし、ベリーダンスは迫力あったなぁ。お腹が起用に、デコボコと波を打って出たり入ったりしていた。セクシーを超えて、神秘的ですらある。中東の音楽は、リズムが全部同じだということに気づいた。「ズンズンチャッチャズンチャ」のリズムが、何度も何度も繰り返し繰り返し。メロディーはやたらに半音が多くて、黒鍵でしか作曲してないんじゃないかと思うほど。ところが、この半音のメロディーと一定のリズムが、不思議な恍惚感を抱かせる。何か、心の中から掻き立てられるような・・・・
こんな感じの前菜がふんだんに出てくる。これでもか!ってくらい。これが食事の全てかと思いきや、どんどん出てきて、それが全部前菜だという。このパンは、ふっくらと膨らんでいるけど、中身は空洞。この皮だけのパンをちっては、サラダや豆のペーストなんかを乗っけて食べる。そして、トンガラシをかじる。レバノン料理は生まれて初めて食べる。オリーブオイルと酢が混ざったようなドレッシングに野菜があえてある感じで美味しい。さっぱりしている。食材も多くは豆で、身体によさそう。
そしてメインは、羊の肉をペーストにしたものに、ニンニクをすり潰した、やはりペーストをパンに載せて食べる。更に出てきたのは、いわゆる「シシカバブ」だろうか。肉は鳥と羊で、これは多分に宗教色を反映しているのだろう。しかし、本場のシシカバブは美味しい。羊のペーストも、全然臭みがなくて、とっても食べやすい。
満足して、午前2時に部屋へ帰る。シャワー浴びて、眠った。
いやぁ~、食いすぎたかも。太るなぁ~。帰国したら健康診断なのになぁ~