朝目が覚めたら、雪が積もっていた。昨日は零下の気温だったので、さもありなんか。
朝から現在の代理店を訪問。過去の出来事について、グダグダ言われる。それが現在、売れない理由だという。しかし過去の問題は既に解決している。技術問題解決して売れないのは、製品問題ではなく販売力にあるのではないか。現在の販売戦略や施策は何かと突っ込んだお話を。結局何にもやってないんじゃ、売れるわけないよねと笑うと、また過去の話だ!どうしていつもこう、過去の話ばっかりなんだ!前へ向いて進むしかないのに、なんでも過去のせいにする姿勢は、韓国だけではなく、アジアには結構ある。恨みが深いというのか、何と言うか。「過去を変えることはできないのだ。我々は過去の技術問題については謝罪し、適切な対応を行い、問題を解決したはずだ!過去から学ことは重要だが、変えられない過去を今更話し合っても意味がない!」まったく、どっかでよく聞く会話だ。疲れる。
昼ごはんは、フグをご馳走になった。韓国風のフグも結構だったが、午前中の会話が心に残って楽しめず。
午後は通訳さんの段取りで、4社の販売店を訪問。市場についてのヒアリングだ。驚いたのは、韓国語表記が重要ではないということ。当社の製品は国際版という位置づけの商品なので、基本は英語である。中国では「中国で売るのに中国語が表記できないなんて、バカでないのか!」と厳しいお言葉を頂き、ごもっともと頭を下げて聞いていたら、別の販売店は「ダメだよ!中国語なんか表示したら、輸入品の偽者だと思われるから、英語でいい!」と。これもごもっともだと、都合の良いほう、つまり何もしないという選択をした。しかし韓国においては、表記や表示は重要ではないという。それより、価格、品質、サービスだということが分かった。
夜は販売店さんと食事を。
通訳さんが連れて行ってくれたのは、焼肉屋さん。
意外なのは、韓国で「焼肉」というと、「豚」が一般的なんだそうだ。てっきり牛だと思っていたので驚いた。
こんな感じの網でやく。上から垂れてるのは、排煙パイプ。これを上げたり下げたりしながら煙を調整する。
こんな感じのごつい肉を一気に焼いて、それを小さくハサミで切ってくれる。これも通訳さんがやってくれた。更にこんな感じの緑のトンガラシに、韓国の辛い味噌をつけてかじる。これが韓国のちょっと甘い焼酎に良く合う。