韓国へ行くことになった。どうしてもJALでないと嫌だというわがままな部下の意見を入れてJALの人に。羽田からのフライトなので、会社へ立ち寄り、ちょっと資料つくりをしてから空港へ向かった。うっかり名刺を補充するのを忘れて青ざめる。
しっかしJALはやっぱりダメなエアラインだ!汚い飛行機を飛ばしている。747SRという御巣鷹山で落ちたのとおなじ型の飛行機だ。座席は狭い、クッションは悪い、トイレは臭い。こんな汚くて古い飛行機飛ばしてるのは、先進国のナショナルフラグとしては、恥だね、恥!もう絶対に乗らない!
夜、金浦空港へ到着。フライト時間は2時間ちょっと。近くて遠い国とはよくいったもんだ。仁川空港なら、市内までこれから1時間はかかるところだが、金浦空港へ到着したので、わずか30分で市内へ到着。チェックインするホテルも部下のO君に任せたが、何と「ラブホ」に周囲を囲まれたビジネス・ホテルであった。まぁ、平均2万円はするというソウルのホテル事情の中で、僅かに8千円で泊まるんだから、仕方がない。中は綺麗で清潔なので、結構気に入ったが、ネットに繋がらないのは、辟易とした。
数度、韓国へ出張したことがあるというO君の知ったかぶりに身を任せて、食事に出た。飛行機の中で、うまくもない中途半端なJALサンオイッチを食べたので、そんなに腹がへってない。どっかで麺でも食べようかと、ホテルの近所をうろつくが、ハングル語は○とーしか書いてないから、さっぱり何屋か理解できない。たどりついた店がなんとその名も「ビビンバ」。ビビンとはハングルで「混ぜる」という意味。「バ」は「飯」だから、「混ぜ飯」という意味なんだな。周囲の店よりちょっと高いが、入ってみた。迷わず頼むは、「ビビンメン」である。ご飯の代わりに麺が入っているってわけ。もう、真っ赤である!一口食べたらこれが美味しい。辛いけど、味に深みがあり、いくらでも食べられそうだ。
キムチとスープがついてくる。それに焼酎が飲みたかったのだが、知ったかぶりのO君が頼んだのは、まるで梅酒のような感じの人参酒であった。ちっとも美味くはないのである。その内、もう口の中が大火事になってきた。辛いの辛くないのって言ってるだけが手遅れである。もう、燃えているのである!
やっとお金を払って、全部でお一人1200円くらいかな。もう早く帰って寝ましょうということに。ホテルに着いてもまだ口が燃えていた・・・