1月26日(土)ブログ復活 | なんのこっちゃホイ!

なんのこっちゃホイ!

世の中の、これでいいのか、こんなことでいいのかを描くブログ。そんなにしょっちゅう怒っていられないので、ほどほどに色々な話題も混ぜていきましょう。

ようやくスーパー忙しかった08年予算がひと段落しそうだ。

何しろ親会社との事業統合があり、新たな事業領域も含めての予算構築であったので、全く分からない製品の全く分からない市場を読むのはほぼ不可能。そのせいもあって、例年よりも時間がかかったし、慎重にやった。来週、全社発表会があるので、その後また経理から色々言ってくるだろうけど、とりあえずひと段落。またブログを復活させよう。


マレーシアから朝、帰国した。

機中で色々と考えた。


民主党の小沢党首の動きに違和感を覚えたことを思い出し、事件を考えてみた。インド洋への自衛隊派遣決議の時、いきなり国会を抜けて大阪へ行ってしまった。これに気づいた自民党議員が「小沢党首がいないぞ!」と叫んでみんな気がついた。大阪へ行った理由は、府知事候補の応援だった。 テロ特法でこんなに長引いたのは民主党の強行な反対があったから。それが参院で否決されて、衆院に戻された。その可決を身体を張ってでも阻止するのが、野党党首の責任ではないか。にもかかわらず、投票を棄権して、地方選挙の応援に行った。意味不明な行動。


結局小沢さんにとってみれば、政治とは選挙であり、与党との戦いが本分なのだろう。しかし、国会議員の使命とは一体なんだろうか。政治家は選挙がすべてである。選ばれなければ、国民への奉仕も貢献もできないからだ。だからと言って、現役の議員、それも党首が、国会審議をさぼって選挙に奔走するというのは、いかにも使命感のない行動ですはないだろうか。


小沢さんに限らず、最近の国会議員の発言や行動を見ていると、とにかく選挙に勝ちたい、それだけである。何のために選挙に出るのか、選挙に勝って何をしたいのか。そこが前面に出ないで、選挙に勝つことがプライオリティーになってしまっているから、アホの福田総理のように「公約違反というほど大層な問題かどうか分からない」なんてトボケタ発言するんだろう。


民間企業であるわが社でも同様の悲劇が繰り返されている。企業の使命とは何か。自社の製品やサービスを通じて社会に貢献し、結果として利益を得るものであると僕は信じている。最初から利益を目指すと、若いベンチャー君達の逮捕劇のように、不毛なマネーゲームにはまっていく。自社の製品やサービスを通じて社会に貢献するためには、その製品やサービスを社会に知ってもらい、評価してもらう必要がある。そのバロメータが売上である。言って見れば、売上を最大化することが、社会への貢献の第一歩であろう。どんな手を使ってでも売上を上げるというのは、やはり近視眼的な利益優先主義に他ならない。世間に知ってもらうために、売上を最大化するのである。


ところが昨今社内で議論されているのは、全くこれとは逆行する話である。資本統合をすれば売上が最大化するのか。販売統合という名目で、商権を子会社から奪えば売上が最大化するのか。それらはすべて、グループ内部へ向かって発信されているメッセージであって、市場には向いていない。その証拠に、「そうすれば、どう売上が最大化できるのか。何のために資本統合をするのか」という単純な質問に答えられるものはいない。これっておかしい。


大企業の論理がまかり通るようになったら、ニッチな産業に生きる我々は道を失うだろう。どんな形になったとしても、いかに横暴と思われる思想がまかり通ったとしても、本来の使命を忘れずにいたいものである。