今日は、ボスたちはみんな帰国したので、静かに打合せをやろうと思っていたのだが、会社のネットが調子悪くて全然繋がらない。ＮＥＴなしでは仕事が進まないことを、改めて身にしみて理解した。
仕方ないので、ホテルの部屋へ戻り仕事。
６時に上海社長が夕食に誘ってくれた。今日は趣向を変えて、朝鮮メシを食いに行こうという。それは何だと聞いたら、焼肉だというので、よっしゃと乗った。
見せに着くと、こんな美人の女性が世話をしてくれる。しかし・・・女性の左胸には、「あの！」輝けるバッジが光っている。よーく見ると、「北の将軍様」の写真が貼ってある。そう！ここは北朝鮮政府が運営しているレストランであったのだ。一同緊張。妙なことは喋ってはならないと、お互いに自重を打ち合わせて食事に。
まずビールを一本頼む。そして、「ジンロ」も1本頼む。
メニューを見ている間に、続々と小皿料理が運ばれてきた。
これは全部サービスなのだそうだ。特に手前の水キムチがスーパー旨い。更におくに見える白菜キムチはもう、実にオリジナルで、辛いだけではなく、複雑な味が混ざっていて、説明しにくいが、旨いことは旨い。その右にあるのは春雨を使った料理。これもピリッとトンガラシが利いていて旨い。
肉はワゴンの上で、テーブルの隣で焼いてくれる。韓国と同じサービス。北の女性はニコニコとして気立てがいい。もっと暗いのを想像していたが、かわいい人が多い。
7時半になると、いきなり女性３名がステージに現れて演奏を始めた。多くの写真を撮ったが全て乗せられないのが残念。ウェートレスが入れ替わり立ち代り、マイクを持って登場し、甲高い声で歌ってくれる。曲間のＭＣはもちろんハングルなんだが、まさに「朝鮮テレビ」のアナウンサーが話すような、抑揚のない、きちっとしたというか、固いというか、そういうトーンで曲を紹介している。
お店で一番美人という女性が現れて歌を歌った。日本語の歌で「未来」を歌った。1番は中国語で、2番からは日本語で歌った。本当に美人で、一同見とれて、酒もタバコも止まってしまい、ポカーンと口あけて嬉しそうに見た。
変えるときには会計係りに早代わりしていたので、お願いして一枚写真をもらった。いやぁ～、これはベッピン。
しかしやはり左の胸には将軍様バッジが！それ、欲しいといいたかったが、誰も通訳してくれないし、自分で言うのも何だか怖いのでやめた。
いやぁ～、楽しい店だ。肉も旨い。ご紹介しておきましょう。
平壌妙香館
上海市虹橋路１６６５号 洛城広場３０３Ａ
電話：０２１－６２９５－１３５５
今日は空いていたが、もし行かれるときには念のために予約を。特にステージ前の席は競争が激しいはずだ。
お勧めしますよ。市内から古北へ向かってタクシーで15分か、20分ってとこでしょうか。国内線虹橋空港の近くです。
その後、古北のいつもの按摩屋へ行き、90分の全身マッサージを。何と、1350円と安い。しかもお姉ちゃんが面白いし結構力も強くて、よく効く。足裏もやってほしかったが、上海社長が帰りたそうにしてたので、店を出てタクシーでホテルへ。以前、ホテルの近くにいいマッサージがあったことを思い出して歩いてみたら、まだあった。
よー！と飛び込み足裏マッサージを1時間。担当のお姉ちゃんは18歳と若く、田舎から出てきたばかりらしく、日本人が珍しいらしく、一生懸命話かけてくれる。中国語の勉強には最適だ。
ホテルは一泊いくらかと聞くので８８０元だと答えると、え～！と驚いていた。私の収入は一ヶ月で２０００元なのに、あなたは一晩に８８０元も払うのか！シャープのオレンジの携帯で妻にメールしてたら、それはどこのメーカーかと聞く。シャープだと教えると、松下（ソンシャと発音）かというから、違う。シャープはシャープだという。その電話機はいくらだと聞くから、う～ん、大体３０００元くらいだと答えたら、一ヶ月半の給料だわ！それは無理だわ！と大いに驚いていた。あっという間に１時間が終わった。足はすっかり軽くなり、給料の話も聞いてしまったので、「上手に按摩してくれたね。これはチップです」と１０元（１５０円）あげた。すっごい喜んで、明日もきてくれといってた。按摩代は７５元（１２５０円）だから、このロケーションなら安いほうかな。
焼肉食べて、美人を眺めて、前身と足裏マッサージして、メシは奢ってもらい、もう健康バリバリの夜でした。どうも最近は疲れてしまって、二日続けてカラオケ行くと、もう全然行く気がしなくなる。今日は早く寝る。
明日は親会社が訪ねてくる。恐らく、日本食とカラオケだろう。適当に逃げて、按摩に行こう！ドロン！である。